デジタル一眼レフ、とは?

 ニコンD200にも慣れてきたし、リモートコード・MC30<メーカーページ>も手に入ったので、当スペースの写真撮影にも投入してみることにしました。レンズは「Ai AF Micro Nikkor 60mm F2.8D」<メーカーページ>。マクロ(ニコン的にはマイクロ)レンズだけあって、絞ると1000万画素と相俟ってとんでもなくシャープな写りっす。とりあえずフィギュア関係などの写真を撮り直してアップしました。
 D200投入時の最初は以前から使っているニコンD70<メーカーページ>について書こうと前から決めていたのですが、げるぐぐさんがデジタル一眼レフ導入を迷っておられるようなので<該当記事>、D70も絡めながらデジタル一眼レフ全体について書いてみようと思います。

 以前書いたように、デジタル一眼レフ市場は好調なようで<日経の記事>、持っている人を目にすることも多くなりました。ヨドバシ梅田の売り場でも人だかりができていますし、買って帰る人も結構います。単価が高いだけに、各メーカーが力を入れるのも当然ですな。
 ただ、かれこれ2年デジタル一眼レフを使ってる人間から言わせてもらうと…ちょっと信じられないですね。デジタル一眼レフって買ってからが大変なんですよ、マジで。これも先に書いたイベント・フォトキナ関連でキヤノンの偉いさんが言ってるのですが<デジカメwatchの記事>、一眼レフカメラという商品は、サイズが大きく、重く、高額なカメラなんです。よほどの気力がないと、運用が本当にしんどいです。
 まず、「サイズが大きい」は(ネット通販でいきなり買ったりしない限り)買うときに分かるはずなのでさほど問題にならないか、とは思います。また、大きいボディが故にコンパクト機とは比較にならないほどの大きなCCD/CMOSセンサーを使えるので画質的に極めて有利であり、それらの放熱にも有利(センサーはかなり熱くなるデバイスで、熱がこもるとノイズの原因になります)だし、こそこそ撮れる代物ではないのであらぬ疑い(盗撮)をかけられずに済むなんてメリットもあります。
 しかし、「大きい=かさばる」のであり、しかも「重い」。一眼レフボディ+標準レンズ1本だけでも大変な荷物になります。最近は身だしなみとして手荷物を限りなく少なくする傾向があり、大きな荷物を持ってると“アキバ系ファッション”などとバカにする感がありますが、一眼レフを運ぶだけでその“アキバ系”になりかねない。ショルダーのカメラバッグなんて提げた日には“アキバ系”よりカッコ悪い。私はトートバッグに入れてるのですが、この前D200を初めて本格的に使ったときは運んでいる間本当に肩にずっしりきました(D70で慣れているにもかかわらず、ですよ)。身だしなみを気にする人では、一眼レフ運用は「ありえない」感覚だと思います。
 さらに、「高い」。もし、一眼レフボディの値段を見て「高いなぁ」と思ったなら、買うのはやめた方がいいです。レンズキットとして標準ズームを組み合わせた商品が売られており、もちろんその組み合わせだけでも撮影はできるのですが…すぐに問題が出てきます。「遠くのものが大きく撮れない(望遠側の不足)」「室内で撮れない(レンズの暗さによる光量不足)」「寄れない(マクロ性能が必要)」。こうなると交換レンズを別に買うことになります(「レンズを交換できる」ということは「状況に応じてレンズを換えろ」ってことでもあります)。それに最低限大容量かつ高速なメモリーカードが必要ですし、他にも外付けフラッシュやら三脚やらレリーズやらと必要なものが出てくる。そして、画像を処理するためにパソコンも買ったり、写真データを保存するためのストレージを用意したり、印刷するにはプリンタ他の印刷コストが…もう、信じられないほどカネがかかる、それがデジタル一眼レフです。私はD70を発売されてからしばらくして買ったので安く手に入れたのですが、安くなった分は周辺機器で軽く吹っ飛んでます。交換レンズをたくさん買ったわけではないですけど、それでも5本ありますしね。最低でもボディ単体の価格の倍はカネがかかると覚悟した方がよろしいかと思います。
 その上、一眼レフはフルオートでなんでもやってくれる機械ではありません。今のカメラは優秀ですから、だいたいはオートでやってくれますが…ちょっと難しい状況になると、とんでもない写真ができてきます。だから、自分でカメラをコントロールする知識や技術が、コンパクト機以上に求められるのです。コンパクトデジカメを使っていた人は特に、センサーが大きくなったことに伴う被写界深度の浅さにびっくりすることになります(私がそうでした)。被写界深度とは、簡単に言うと奥行き方向に対するピントが合う範囲のこと。コンパクト機だと被写界深度が深いのでピントのずれが気になることは少ないのですが、一眼レフは(特に開放だと)ピントのずれが如実に出るので、ピントは合っていても部分的に合っているだけになってしまい、全体的には“ピンぼけ”に見える写真を量産しかねません。絞ればいいんですけど、それだって「絞る」ってことを理解して実行しないといけませんからね。大変ですよ。他にも理解すべきことが山とあります。本当に大変。

 そんなこんなの何重苦に耐えてもなお魅力がある、それがデジタル一眼レフという商品です。最大の魅力は得られる画質。D70を買って写してみて、まずびっくりしたのは「色」です。とにかく、深い。コンパクト機では出なかった深みのある色が出ます。あと、撮影すること自体が楽しくなることですね。シャッターを切るという行為がこれほど楽しいのか、と思えます。特にD200はシャッター音が実に小気味よく、たまりません!撮影していることがとても幸せっす。
 ただ…色の違いなんていったって明確な違いではないです。分からない人には分からない程度の差でしかありません。精細感も私からすれば次元が違うのですけど、1000万画素機はコンパクトにもありますからね。撮影感なんてものは、もっと人それぞれ。分からない人には一生分からないでしょう。正直、小さくて軽くて安価なコンパクトデジカメからの乗り換えには失うものの方がずっと多いような気がしてなりません。
 まぁ、写真撮影も趣味の世界ですからね。一眼レフを買うってことは「価値を買う」わけではありません。「高いお金を払って、満足を買う」って感じです(同じく趣味で値段の差が分かりにくいものにクルマがありますが、クルマは高ければ「価値」もついてくるので、似てるけどちょっと違うように思います)。それでもいいのなら、デジタル一眼レフを買いましょう。私はD70とD200に心から満足してるけど、人にはとても勧められないですね。

 うお、えらく長くなってしまった。D70については明日にまわしますw。

雑事だらだら

重い話は書いてても疲れるので、今日は時事・雑事ネタでだらだらといきます。
 
 YS-11が明日ラストフライトを迎えるらしいです。
 YS-11は太平洋戦争後、最初で最後(今のところ)の純国産旅客機。最大座席数は64席。開発には太平洋戦争当時世界最高水準の技術を誇った我が国の航空技術開発陣が結集したと聞きます。「零式艦戦(いわゆるゼロ戦)」を設計した堀越二郎氏が参加していたのは知っていましたが、調べたところ「疾風」(陸軍の四式戦闘機。戦後アメリカ軍による比較調査で、終戦時点で最高性能だったとされた超優秀機。但し、当時の日本にはロクな燃料がなくて性能を発揮できずにいた。まぁ、ハイオク指定の車にレギュラーガソリン入れてたようなもんです)を設計した太田稔という方も参加されていたようで…すごいですな。
 うーん、国産の飛行機がどんどんなくなっていくなぁ。航空自衛隊のF-1支援戦闘機も退役しちゃったし……寂しい限りです。NHKスペシャルで最新の旅客機の主要構造部品は日本で作られているというのを見たことあるけど、やっぱり“純国産”ってのも作ってほしい!
 まぁ、H2Aロケットとか見てると、「ムリだな」とも思ったりもするわけですがw(エンジンがなぁ…)。
 
 話は変わって、以前どっかのポータルを見ている最中にたまたま見つけたのですが、最近は「ブログで特定の商品・サイト等の紹介文書くと報酬出します」ってサービスがあるのですな(そのサイトを紹介するだけでお金が入るようなので、リンクは貼りません。詳しくは「ブログ 報酬」などで検索してみて下さい)。
 まぁ、ブログ更新し続けるのも正直面倒だし、小遣い稼ぎになるのなら家計も助かるし、でよろしいのかもしれませんが…個人的にはあまり感心しません。
 サーバー立ち上げてサイト運営してる人はコストもかかってるので、バナー広告料なんかで運営コストを賄うってのはもちろん良いと思うのですが、ブログなんてのは大抵が無料サービスじゃないですか。タダから利益を生み出すってのは…ねぇ。特にアフィリエイトは閲覧者を利用してるわけですから、タチが悪いように思います(実際に利益出るのは、ほんの一握りの人だけらしいですけど)。
 こういうサービスがはびこってるとしたら、おちおち当スペースに紹介文もアップできないなぁ。やれやれって感じです(と言っても、紹介文くらいしか書くことないので、じゃんじゃんアップしますけどねw)。
 ちなみに、当スペースに張ってあるリンクにはお金がらみのものはなーんもないので、踏んでも私に利益は発生しません。コピペしてググればすぐ出るような、公式サイトばかりですから。

安倍内閣誕生 ~その2

 「美しい国へ」は七章構成になっており、大まかに言えば一:人となり、二:対北朝鮮と靖国、三:ナショナリズムに対する考え、四:対アメリカ、五:アジア外交(日中関係)、六:年金、七:教育、って感じです。
 このうち、政策論として読めるのは、六:年金、七:教育、ぐらいですね。年金制度の説明は簡潔でわかりやすく、一元化賛成+原資税金化反対の提案は良いと思います(私は原資税金化賛成ですが)。また、教育も基礎学力向上、教育の質向上、家族関係重視などは良い考えでしょう(「国に対する誇り」論は…ですがね。そんなもの、教育でどうこうできるものじゃないですよ)。
 あとの5つの章はというと…簡単に言うと、安倍さん流歴史解釈と左派マスコミ(手っ取り早く言うと、朝日新聞)への恨みつらみの活字化ですな。とにかく、「歴史上あの時は○○だった」「過去の偉人が△△と言った」「反対派は××と言って、ウザかった」のオンパレード。安倍さん自身の考えは何なのか、ちっともわかりません。「私は反保守の輩は信用しない」「北朝鮮問題では周りからグチグチ言われました」「ナショナリズムだって悪くないっしょ」「アメリカは助けてくれるいい国です」「日中関係、大事です。これからはインドも大事です」…どれもこれもごもっともですが、「じゃあ、あなたは首相になって何するの?何がしたいの?」という疑問の答えにはなりません。はっきり言わせて頂ければ、「だから何?この程度書いとけば、小市民達は自尊心をくすぐられ満足するだろ、とでも思ってるんですか?」っすよ。知識をひけらかして同意に持ち込むなんて、古くさい説得術ですな。小馬鹿にされたみたいで納得いきません。私のような小市民かつ愚民でも、一応大学出て、主権者としてちゃんと政治について考えているんですがね。有権者の全てがロクに投票にも行かない輩ばかりだと思ってたら痛い目見ますよ、新総理。

 安倍政権の究極目標は憲法改正といわれています。ですが、「美しい国へ」では憲法改正についてほとんど触れられておらず、当然のことながら「どういう憲法に変えるのか」なぞ、読者には分かろうはずもありません。政治家として「ヘタなことは書けない」というのも分かりますが、憲法改正には国民投票での過半数の支持が必要です(憲法96条)。「どうして今の憲法を改正しなくてはいけないのか」「どういう憲法にしたいのか」「最大の争点となる9条はどうするのか」、これらの点についての安倍晋三という人の考えを、この本で決定権者たる国民に訴えておくべきではないでしょうか?なのに、まったくわからない。本気で改正する気があるんでしょうか?疑問です。だいたい、戦後のどの内閣も憲法改正なんてやったことないんですよ?小泉政権でさえ、国民投票手続の法制化ができなかったですしね(ちなみに、現状では手続法が欠けており、憲法改正は不可能です。憲法96条がある以上当然なくてはならない法律を作らないわけですから、これは立法府たる国会の怠慢以外の何者でもありません)。にも関わらず、敢えて「改憲をやろう」っていうのなら、覚悟と指針を示すぐらいはしてほしかったですね。仮に憲法のことを何も知らなくて書けないのだとしたら、改正なんてことは絶対にやめてもらいたい。「美しい」なんてあやふやな夢のために国家の基本法を変えられたら、子々孫々まで迷惑ですから。冗談じゃない。
 
 憲法問題に限らず、私は安倍晋三という人が「国の現状を本当に分かっている人なのか?」という点ですごく疑問です。今の日本の最優先課題は経済ですが、今回も小泉政権同様“丸投げ”のようです(竹中平蔵氏が大田弘子さんに変わっただけ)。まぁ、経済は難解なので、素人がヘタに動かすより専門家に任せた方が良いともいえますから、これはいいでしょう。
 では、次点の課題は何か?私は治安対策だと思ってます。教育も年金も税金も外交も安保も、国内が安全な社会であってのことです。国民同士で罵り合い、騙し合い、傷つけ合い、殺し合っているようでは話になりません。ところが、今の日本は犯罪が増える一方で検挙率は下がる一方。「悪いことはした方が勝ち」になってます。これを正せるのは政治しかありません。ですが、安倍さんは治安対策につき何も語っていません。関心すら感じられません。日本は与野党共に治安対策に関心が薄い(というか、治安維持法以来タブーなのか?)のでどうにもなんないですが…いいのでしょうか、“犯罪天国”で?刑罰の厳格化と時代に即した改定、警察官の更なる増員、刑務所の整備、刑法39条(責任無能力の規定)の問題…早急に対策講じないと、秩序が崩壊しますよ。危機感を感じてないなら、国政を預かる政治家としては感覚が「鈍い」としかいいようがないですね。
 
 私は小泉政権も特別好きではありませんでした。が、なんだかんだ言っても小泉政権は、それなりに政策を実行してきました。そこは高く評価しています。
 安倍政権はどうでしょうかね?「美しい国へ」を読んだ直後での直感では、政策の軸が定まらず、ふらふら迷走するように思えてしまうんですがね…。そうならないことを祈るのみです。

安倍内閣誕生 ~その1

 昨日、臨時国会が召集され、安倍晋三自民党総裁を第90代・57人目の内閣総理大臣に選出。安倍内閣が発足しました。今日明日は、いつもと違って堅苦しいことを書いてみようと思います。

数年前から小泉政権の後継者と目されてきた安倍晋三さんが、すんなりと首相になってしまいました。見た目は小泉前首相同様カネに汚そうには見えないし、ハッキリと物を言う感じで、ウケが良さそうな人であります。また政治家一家出身であり、小泉さん以上の名門の出。血統的にはずいぶん格上ですな。
ただ、「郵政民営化」という明確な政治信条を持っていた小泉さんと違って、この人の政治信条というのはあまり見えてきません。「対北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国、でしたかな?)での強硬姿勢」というのがウリではありますが、我が国は交戦権を持たざる国。首相の一存で北朝鮮に対し現状以上のことができるとは到底思えません(この人になれば日本の弱腰外交が変わる、なんて思っている人は考えが甘い。他国に対して強く出るには、やはり“力”を持つほかありません。“力”とは、事実上使えない核兵器なんぞに頼らずともいざとなれば相手を滅ぼせることです。今の世界なら滅ぼさずとも相手の侵攻を完封できれば足りますが、それを可能にするには相手を滅ぼすだけの“力”が必要だから、同じこと。その“力”を持たないなら、仮に国連安保理の常任理事国になったところで結局は低姿勢で臨むしかないのです。今の日本が採りうるのは、諦めて弱腰のままか、憲法を改正してでも“力”を持って強く出るか、一切の外交を拒絶すなわち鎖国するか、の三択。私は諦めて弱腰でもいいと思うのですがね)。

というわけで、読んでみましたよ著書の「美しい国へ」。裏表紙を見ると、7月20日第1刷発行、8月10日第4刷発行となってます。どんな選挙も投票率低すぎの我が国にあって、政治の本なのに短期間でこれほど売れるとは大したものですよね。全232頁、「ダヴィンチ・コード」なら全冊を1日で読んでしまう私でも数日かかるほど、読むのには時間がかかる本です。
予め断っておくと、私はいかなる政党にも属さず支持固定もしない、いわゆる“無党派層”であります。共産主義は理想的なれど現実には「君の物はみんなの物、みんなの物は共産党員の物」となるため絶対反対(但し、“政党”としてはまともなので共産党は嫌いではない。票を投じることはありませんが)、やることなすことを理由もなく何でも反対する社民党は大嫌い、と“左”ではありません。自衛隊の憲法上の追認は必要であり憲法改正もその限りではやむなし/国防軍昇格も場合によっては有りと考える一方、内閣メンバーによる靖国神社参拝は政教分離違反であり無宗教の追悼施設を作って靖国神社・護国神社と政治は完全に切り離すべきである(=靖国神社は参りたいと思う市民が参拝すれば良いのであって、政治は一切利用すべきでない。またA級戦犯を合祀するかどうかなんてのは靖国神社が決めればいいことで、外国はもちろん政府が口を出すことでもない)、愛国心教育など不要、と“右”でもありません。良く言えば“中道”、悪く言えばどっちつかず、ですな。ただ、無宗教で無党派ってのは今の日本人の立場としては最もポピュラーな立場じゃないですかね?
そういう人間が「美しい国へ」を読んだ感想は……一言で言うと、「やっぱりわからん」です。

前置きが長くなったので、各論は明日にします<こちら>。

強烈な兄弟機が登場

 写真機器関連で世界最大のイベント「フォトキナ 2006」がドイツで始まります。
 で、このフォトキナの前になると各カメラメーカーが新製品を発表したりするのです。でも、今年は新製品が軒並み発売されたことだし、先日ペンタックスK10Dの発表もあったことだし、それほど驚くことはないと思っていました。オリンパスが自社のフラッグシップ機であるE-1<メーカーページ>の後継機開発を今日正式に発表してきましたが<発表ページ>、これも織り込み済みでしたし。
 だがしかし、私の読みは甘かった。まさかこんなものが発表されるとは。
 富士フイルムが、デジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」を発表したようです。発売時期と価格は不明ながら、なんとそのボディがニコンD200!!!<ソース:デジカメWatchの記事
 富士のデジタル一眼レフは代々ニコンの古い銀塩ボディを使っており、画質の良さは折り紙付きながら、高価格の割にあれやこれやの制約があって購入意欲が減退する製品だったのですが……ぐはっ、これでは秒3コマRAW11コマな連写制限(らしい。未確認)以外、制約などもはや何もないではないか。事実上600万画素機だけど、その代わりに高感度でのローノイズ+強烈なラチチュードが手にはいるし…むむ……むむむむむ……。S3までのように縦位置グリップを一体化した改造ボディじゃないから、もしかするとD200と似たような値段で出してくるかもしれない。そうなると、ホント、驚異ですな。
 
 まぁ、D200には十分満足してますし、その画質の良さも確認できました。1000万画素の解像感はやはり捨てがたいですから、「買い換え」なーんてことにはなりませんぞ、ええ(かなりグラグラっときましたがw)。
 あとは噂されるニコンの最廉価機・D50の後継機が本当にあるのかどうか、かな。年内で発表するタイミングはここしかないでしょうけど、どうかなぁ。今発表しちゃうと、好調と聞くD80の売れ行きに水を差すことになりかねないが…そんなことを本当にするのかなぁ。

電気街・大阪日本橋

 前にケータイの迷惑メールが突然復活したと書きましたが、一向に減りません。迷惑メールとして来るたびに通報してますが、アドレス変えてくるのでムダ(遮断されたアドレスへ送りつけてくるのかな?)。ネットの掲示板を見ても、ここに来て突然増えたという書き込みが散見されます。
 キャリア名がvodafoneからSoftbankに変わり、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)が始まる直前のこのタイミングで突然増えるってことに、何かしらの意図が介在しているように思えてならないっす。J-PHONE時代以来の安プランで使ってる私みたいな人間は「出て行け」という暗黙のサインなんでしょうか?すごく、イヤな感じだ。
 
 これも以前紹介したProduction-I.GのTV作品「BLOOD+」が昨日で放映終了。
 うーむ、第3クールが最高に面白かったけど、あとは今ひとつかなぁ(第2クールは最低)。終わり方も「まぁ、そんなところか」って感じでした。
 
 今日のメインネタは大阪市立美術館の帰りに寄った大阪日本橋の電気街について、書いてみようかと。
 東京の秋葉原と同様の電気街が、大阪の日本橋界隈にあります。堺筋という古くからの街道沿いに並ぶ電気店群は、90年代前半までは活気に満ちあふれていました。バブル経済崩壊後もPCパーツショップが進出したりしてしばらくは悪くなかったのですが…通販の台頭と、2001年、難波にビックカメラが進出したことで人の流れが変わります。数ヶ月後には梅田にヨドバシカメラが進出したことで人の流れの変化が決定的になり、一般客はそちら(特にヨドバシ梅田。あの店舗の売り上げは驚異的)に流れました。さらに、路上で客引きの上高額な版画を売りつける複数の店が活発に活動し始めたのも痛かった。正直、何度あの無礼な連中をぶん殴ってやろうかと思ったことか…実際に暴力事件も発生(しかも殴ったのは無礼な客引きの側)したりして、電気街日本橋のイメージは地に落ちました。メインストリートだった堺筋から店は次々に撤退し、ソフマップが大型店舗SAURUSをオープンさせたあたりから堺筋から一本西に入った通り(最初に美少女ゲー専門店が店を出し始めたからか、通称は“オタロード”)にメインは移行しつつあります。一時期は一本東の通りが活気づいたことがあったのですが、今は見る影もありません。日本橋は全体的な規模を徐々に縮小しているように思えます。かくいう私も、購買拠点はヨドバシ梅田に移行しました。日本橋ではヨドバシより安いもの、PCパーツや各種メディア、音響関係製品などしか買いませんね。
 その寂れゆく堺筋を南側から順に撮ったものが下の写真です。写真を見る限りではぜーんぜん問題なさそうに見えるのですが、実はシャッター閉まったまんまな店舗が結構あったりします(特に大型店舗に多い)。今はとにかくエロ系統の店ばっかですね。写真集やDVDの販売買取の店がやたらと目立ちます。ハードウェアの街だったんですが、いつの間にやらソフトウェアの街になってしまいました。
 3枚目の巨大なガンダム(なんと等身大w)の看板がある店が、上新電機が経営するガンダム専門ショップ「GUNDAM’S」「スーパーキッズランド キャラクター館」(※2010年3月にリニューアルされました)。日本橋で誇れる店は、ここと、同じく上新経営でプラモデルが山のようにある「スーパーキッズランド本店」、格安自作パーツショップ「PCワンズ」「BEST DO!」、あとは音響の「河口無線」「シマムセン」その他の小さな店ぐらいですか。昔はいろんな店がしのぎを削ってたので、どこもそれぞれ味があったんですがねぇ。また昔みたいなハードウェアの街に戻ってもらいたいものです。

プラド美術館展

このスペースでブログを書き始めて、もう1ヶ月以上経つわけですが、ついに(というか、やっと)「趣味:美術鑑賞」であることを書ける日がやって参りました。
 私は美術展に行くのが大好きです。基本的に西洋絵画(抽象派の前まで)が好きですが、2002年に京都で開かれた「雪舟」展で衝撃を受けた以降は「これは」と思った日本画の展覧会にも足を運びます。最も好きな画家は、モイーズ・キスリング。あのハデハデなコントラストがたまりません。
 
 というわけで、ずーーーっと行く機会がなかった大阪市立美術館で開催されている「プラド美術館展」に行ってきました。プラド美術館は、スペインはマドリードにある世界屈指の美術館。収蔵作品で有名なのは、ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」といったあたりでしょうか。是非本場へ行ってみたいものですが…マドリードは遠いですからねぇ。どうせあっちまで行くなら、花の巴里が先ですし(1ヶ月ぐらいかけてルーブルやオルセー美術館を見て回りたい!!)。せっかく大阪まで絵を持ってきてくれてるなら、見ておこうというわけです。
 展示会の方は…1600年代~1700年代の古い絵が中心です。先述のゴヤの作品や、ベラスケスとか、「フランダースの犬」に出てくるルーベンスの絵もたくさんありました。が、今回は何と言ってもエル・グレコ(本名ドメニコス・テトコプーロスというらしい。覚えられんw)!順路3枚目でエル・グレコの作品「十字架を抱くキリスト」が展示されてて、いきなり圧倒されてしまい、後の絵は半ばどーでもよくなってしまいました。実に暗い雰囲気なのに、キリストは青と赤の衣をまとって目立ってるし、なんか池田理代子のマンガにでも出てきそうなくらい眼がキラキラしてるし、十字架担いでる(これからそれで処刑される)のに希望に満ちているような表情に見え…なんか実に矛盾に満ちた状態が一枚の絵に凝縮されている。ホント、マンガみたいな絵(「絵の中にストーリーがある」という、褒め言葉)です。その存在感は他を圧倒してました。正直、こういう絵は後半に置いてほしかったっす。
 
 大阪市立美術館へ来るのはもう5回目か6回目。とてもキレイで立派な美術館なんですが…客層がいただけません。ここは大阪市内在住の65才以上の人なら誰でもタダで入れるもので、毎度毎度暇つぶしのご老体が大挙して押しかけてます。もちろん普通に絵を鑑賞していてくれればいいのですが……中には連れ立ってしゃべってるだけの迷惑な方も多く、イヤな思いをすることも多いです。「大阪市は破綻寸前」と言われて久しいことですし、サービスするにしても半額にするぐらいに留めておくべきじゃないんでしょうかね(他の美術館でここまでサービスしてるところは見たことがありません)。まともにお金払って入館してるのが、本当にバカバカしくなります。
 
 下の写真は行ったときに撮ってきたものです。カメラはニコンD200+トキナーAT-X 124 PRO DXで、ブログ初日に紹介した組み合わせそのままですな(今回がD200の実質上のデビュー戦です)。
 1枚目が大阪市立美術館。この大阪市立美術館というのは天王寺公園内の茶臼山(大坂夏の陣で真田幸村が布陣した所)にあり、公園内でも一段高いところにあります。で、美術館前から公園内を見下ろした写真が2枚目。3枚目と4枚目はすぐ近くにある新世界と通天閣。通天閣は現在お色直し中らしく、足場に覆われちゃってますな。ちょっと残念。