装甲騎兵ボトムズ ~その3

 「ボトムズ」にはOVAによる外伝がいくつかあり、本編終了32年後のキリコを描く「赫奕たる異端」なんてヒェェな公式作品もあったり(実は私、これは見てるんですよねぇw)、「機甲猟兵メロウリンク」というATに巨大な対ATライフルを担いだ一歩兵が立ち向かう(!!)FPSゲームみたいな作品もあるのですが(これも見てます。こっちは実にシブいっす)、ガンダムシリーズの「閃光のハサウェイ」のように小説のみ存在する外伝的作品もあります。
 それが、はままさのり氏の書いた「青の騎士 ベルゼルガ物語」シリーズ。その1で紹介したデュアルマガジンに連載されていたようなのですが、私はそっちでは読んだ記憶がありません(デュアルマガジンも終盤の方は買ってないので)。その連載された元々の話が1&2の二巻構成、文庫オリジナルの続編「K’」、完結編「絶叫の騎士」の計4冊あります。うちには昔の緑の背表紙なソノラマ文庫版で4冊揃っています(いずれも初版ではないですが)。最初の「1」が昭和60年6月29日発行、「絶叫の騎士」が昭和62年7月31日発行となっているので…もはや年代物ですな。amazonでちょこっと検索してみたら古本しかなかったですけど、今新品て売ってるんですかね?まぁ、コアなボトムズ野郎でないと到底ついていけない内容なんで、読み物としては全くオススメできません。
 元々の話は本編でキリコが地獄巡りをしているのと同時期の話で、ウド編で出てきた“バトリング”でのエピソードとなります。主人公はケイン・マクドガルという青年ATパイロット。“BLUE KNIGHT”と呼ばれる青色のATベルゼルガ(本編クメン編でル・シャッコが駆ったクエント星のカスタムAT。独特の風貌+左手の固定装備“パイルバンカー”で、当時大人気だった。クメン編の湿地戦仕様はATH-Q64、クエント編では砂漠戦仕様のATH-Q58が登場したので型はいくつもあるみたい。“BLUE KNIGHT”はATH-Q63)を駆るので「青の騎士」なんですな。下の写真の左に写っているのがその“BLUE KNIGHT”です。
 「K’」と「絶叫の騎士」は本編終了後の話だからか、突如として飛躍した展開となります。元々の話の舞台だったメルキア星全体どころか、アウトラギウス銀河系全体の話になっていきます(「いくところまでいってしまった」って感じです。外伝にしては、明らかに“やりすぎ”)。話がデカくなっていくのに従ってケインが駆るATも強力になり、2巻の最後からケインはメルキア軍の試作型AT ATM-FX・1 カラミティドッグ・ブルーバージョン 通称“ゼルベリオス”(写真右の機体)を使いますが、あまりに激しい戦闘でズダボロになります。そして「絶叫の騎士」でケインが最後に駆るのがATM-FX∞ テスタロッサ(真ん中の機体)。“赤い頭”の名の通り、赤いツノを持つAT……というか究極至高の存在で、たぶん“触れ得ざる者”キリコでさえもこいつとケインの組み合わせなら殺せちゃうであろうお化けっす(ガンダムでいうと、∀ガンダムかそれ以上w。スリムでATとは思えないカッコよさだけど、この薄っぺらい胸じゃケイン乗れないな、絶対w)。
 
 その世界を一体525円で再現してくれたのが、去年7月に発売になったコトブキヤのワンコインシリーズっす。発表された時に「うおおっ」と思い、発売日に1パック(5種+隠し1種で、それぞれピカピカ仕様と汚し仕様があって計12コ入り)まるごと買い取る“大人買い”を初めてやってしまいました。写真のはテスタロッサがピカピカ版、ゼルベリオスとベルゼルガBTSが汚し版です。初回販売版は即売り切れましたが、12月に別機体を集めた「第2章」が発売されることもあって最近再販されたらしく、今は店頭で売られていると思います(先週日本橋の店頭で見ました)。

装甲騎兵ボトムズ ~その2

 「ボトムズ」その2ということで、今回は昨日届いた“大物” X・ATH-02 ストライクドッグを中心に。
「ボトムズ」のストーリーは、人間兵器・PS(Perfect  Soldier)と彼らを用いる秘密結社、その謎に近づいていく主人公・キリコという形で進んでいきます。PSはガンダムでいうところの“強化人間”みたいなもんですな(元がクローン体か普通の人間かの違いはあるけど)。ATパイロットとしての適性を人工的に完璧にした存在がPSで、物語では女性であるプロトワン(キリコ的にはフィアナ)と男性であるイプシロンの2体が登場します(別口のPSもいたりするけど、外伝の話で本編には関係ありません)。
そんなPSの能力に合わせた高性能ATが物語に登場します。最初に出てきたのはウド編のプロトワン専用機・ATM-09-GC ブルーティッシュドッグ。次がクメン編で出てきたイプシロン専用機・ATH-14-WPC スナッピングタートル。ただ、これらは既存の機体の改良型でしかありません(後にOVAで、中間形態のX・ATH-P-RSC ブラッドサッカーなるオリジナルATが出てきますけど)。そしてクメン編の最後に登場するのが、完全オリジナルのワンオフなAT・ストライクドッグです。PSの操縦能力と相俟って、他のATとは次元が違う戦闘能力を発揮します。今週GYAOで放送中の26話では、いきなり凄腕AT乗りル・シャッコが駆るベルゼルガやカン・ユーのダイビングビートルをぶっ壊しましたからな。今後サンサ編でどう暴れてくれるのか、楽しみですわ。

そのストライクドッグを1/18で再現しているのが、今秋発売になったデュアルモデルツヴァイ・ストライクドッグ。正面図の写真(1枚目)を見る限りスコープドッグみたいなスタイリングですけど、こちらはH級。昨日のスコープドッグと並べた5枚目の写真を見るとわかるように、大きさがぜーんぜん違ってます。スコープドッグも十分デカいんで、これを昨日初めて箱から出したときはかなりビビりました(比較のためのマキロンが、なんと小さいことかw)。いや、もう、こんなにデカくてカッコいいストライクドッグが商品として発売されて手元にあるなんて、昔1/35キットを組んだこともある私としてはそれだけで感激っすよ!
まぁ、「感動した!」だけじゃ小泉前首相と変わらないので多少レビューしてみると…まず、機体色の青が、実物はかなーり濃い青です。想定していたのは昨日紹介した公式サイトの色だったのですが、だいぶ違います。TVでは公式サイトみたいな薄い青色なので、私同様イメージからずれる人もいるんじゃないでしょうかね?でも、悪いということはないです。重量感の表現としては濃い色の方がいいのかも。スタイリングはやっぱり腕と足首から先のゴツさなどスコープドッグ同様のバランスの崩れは見受けられるけど、問題にするほどではないかと思います。写真で見てる分には「ソリッドシューター(バズーカ砲みたいな装備)が、もう少し大きい方がいい」とか思ってましたが、実物のソリッドシューターは十分すぎるほどデカいっす。ちゃんと構えられるし、この大きさでイイと思いますな。ギミックは必要十分、つーか申し分なし。特徴である左腕のアイアンクロー(アニメじゃ役立ってたけど、実機にあったとして本当に役立つんですかねぇ?ブルーティッシュドッグのクローよりはいいけど、ちと疑問。どーせなら真っ直ぐで突き刺さる形のクローにした方がいいよーな)は1枚目の写真で分かるように開閉ギミックもバッチリだし、なんといっても降着姿勢とれるってのがたまりません(3枚目の写真)。ああ、ストライクドッグにお座りさせられるなんて夢のようだ…。さらに4枚目の写真にあるように、ちゃんとミクロマンなイプシロンがコクピットに収まりますし。
スコープドッグほどよく知られたデザインじゃないのに15000円近くもする高価な玩具なんで、あまり売れないかもしれませんが……私のような本放送当時を知るATファンには、本当にたまらない商品です。このフレームを利用してX・ATH-02-DT ラビドリードッグも発売してくれるといいんだけどなー。 27日からは本編DVDの単品発売も始まりましたし、来月からはそのDVDのレンタルも開始されます。ガンダムシリーズとは全く違うロボットアニメな「ボトムズ」の世界、なかなか面白いっすよ。昔の予算がアレなアニメ作品だけに作画は難ありですけど、ストーリーは本当に面白いんで、機会があったらどうぞ。<その3はこちら

装甲騎兵ボトムズ ~その1

 “大物”が今日届きました!“大物”とは、これであります。というわけで、「田口(カージナルス)おめでとう!」とか「高校の世界史がどーの」の話を書きたいのはこっちに置いといて、「ボトムズ」ネタでいってみようと思います。

「装甲騎兵ボトムズ」は、1983年4月に放送が始まったTVアニメシリーズです。監督は高橋良輔氏。ロボットアニメの歴史に名を残す傑作……なのですが、以前書いたように、私は今まで本編を見たことがありませんでした。テレビ東京系列で放送されていたのですが、当時うちではこの系列の放送は視聴することができなかったからです。ただ、ストーリーは細かく知ってたんですよね。当時、「ボトムズ」のスポンサーだった玩具メーカー・タカラがプラモデルに力を入れており、宣伝も兼ねて「デュアルマガジン」という雑誌を発刊していて、それのエピソード紹介記事を読んでいたんで。
それから20年以上が経過した今、GYAOで放映が始まってくれたおかげで私はやっと「ボトムズ」本編を見ることができています。「イプシロンってこんな声だったのか!」「(その昔キットを作ったことがある)スナッピングタートル、カッコええ!」とまぁ、年甲斐もなくワクワクしながらw。今週放送分は第2クール・クメン編の大詰め。26話にして、ついに“大物”が物語に初登場。強えぇぇぇ。でも、結局こいつは次のサンサ編で(以下略)。
「ボトムズ」の魅力は、泥沼から始まって最後には神の領域に至るぶっ飛んだストーリーもありますけど、やはり人型メカ・AT(Armored Trooper)の存在です。ロボットアニメにしては珍しく、ATは4m程度とサイズが非常に小さい。しかも大河原邦男氏のデザインが、とにかく無骨で泥臭い。ビーム兵器もないし、光学センサーもまるで一眼レフカメラのよう(回転パワーズーム式w)。全然スマートなラインじゃなくてカッコ悪いんだけど、そこがカッコいい。本当に不思議な魅力を持つ人型マシンです。

その主役メカが、ATM-09-ST スコープドッグ。ガンダムだと主役メカというのはワンオフの特別な機体なことが多いですが、これはH(Heavy)級・M(Mid)級・L(Lite)級とあるATのM型で、しかもまったくの標準型。特別な能力もなく、実に平凡。大量に生産され、劇中でもわらわらと出てきます。その上、主人公キリコは「使い慣れているから」とこの機種(もしくはその派生型。最後のクエント編のみ特別機)を好んで使いますが、しょっちゅう破壊され、次から次へと別の個体へ乗り換えていきます。現在の我々の世界の感覚で行けば、ガンダムが自衛隊のジェット戦闘機なのに対して、スコープドッグはポンコツの軽トラぐらいでしょうか?とにかく最新技術による人型兵器にしては異様にお手軽な存在になってます(とはいえ、こちらの1/1製作記を見ると、実物を作るには形状だけでも普通乗用車どころか戦車並に大変そうなんですがw)。
下の写真は今年3月に発売された、タカラトミー製1/18デュアルモデルツヴァイ(※ツヴァイ=zwei:ドイツ語で2のこと。ちなみにドイツ語で1はein=アイン eins=アインス。かつてタカラからデュアルモデルという1/24の完成品玩具が売られていました。それを受け継ぐモデルとして企画されたため、「2」なのですな)・スコープドッグ。通称“ミクロタコ”。“ミクロ”は、操縦者として乗っているのがタカラ伝統の玩具・ミクロマンだから!4枚目の写真を見ていただければ分かるかと思いますが、同梱されているキリコ(オレンジの服の方)が、ミクロマンなのです(ちなみに白い方は次回紹介のイプシロン。さすがはミクロマン、大きさ比較のために置いたマキロンが大きく見えるw)。“タコ”はなぜか昔からスコープドッグの愛称になっていて、由来は丸い頭と「目」に該たる3連ターレットレンズが丸く突き出ているので蛸に見えるかららしいですな(私には見えないぞ…)。やまと製1/12<メーカーページ>ほどじゃないですが、それでも高さ25cmくらいあって、デカいです。しかも塗装が施されていることもあって、見た目に“いかにも玩具”な安っぽさはない。スタイリングも、腕がミョーに長いことと足首から下がミョーにゴツ過ぎることを除けば、私的には完璧。それでいてアームパンチ機構やターンピック機構がバネ仕掛けで再現されてたり、ちゃんと降着姿勢(3枚目の写真の“お座り”姿勢)をとれたりとギミックもしっかり仕込まれていたりして、大満足のデキです。実売8000円台から10000円前後とたいへん高価な玩具ですけど、それだけの価値ある商品だと思います。私のは初回販売分だけど、今は足首の可動範囲を大きくした改良版の再販分が店頭に並んでいます。

お祝い故、連投

いやぁ、見ましたよ日本シリーズ第5戦。北海道日本ハムファイターズは前身である東映フライヤーズでの日本一以来、44年ぶりの日本一ですか。1敗してからの4連勝、地元・北海道での胴上げ、最高ですな。おめでとう、ファイターズ。
 今年の日本シリーズは中日と日ハムということで、「中日の方が力は上だから、日ハムはなんとか勢いで」と予想してましたが、日ハムの勢いたるや想像以上でした。セギノール、稲葉、すごいですな(あと小笠原にも一発が出てれば完ぺきだったのだけどw)。特にその昔“野村ヤクルト”の大ファンだった人間としては、あの時代の生き残り・稲葉のMVPは感無量ですよ。あと、何と言っても新庄剛志。阪神時代の彼を知っている者としてはいろいろ特別な感情があるわけですが(笑)、そんなことは関係なく、彼の引退が日本一で決まるとはね…彼の日本球界への貢献度は並々ならぬものがあるわけで、それが報われた形でホント、良かったですなぁ。
 
 先日、「延期ばっかで今月何にも送られてこねぇ」と書いたのですが、今日、予約していたPlayStation2ゲーム・Best版「龍が如く」<公式サイト ※音注意>が届きました。来月発売予定の某バカンスソフト(笑)と一緒に注文したものだったのですが、こっちだけさっさと送ってきてくれたのです。それでも送料無料サービス(※購入総額1万円以上で無料)はそのままで、別負担なし。「やるな、ヨドバシ.com」と思ったっす。
 あと、延期されたと思っていたものが1つ、再び当初の出荷予定に戻っていたらしく、さきほど「発送手続に入った」とのメールが!「うひょー、来た来た来たーっ」って感じっす。これはamazonに頼んであったのですが、いわゆる“konozama”にならなくて良かったです(実は帰りに寄ったヨドバシで既に売られているところを見てしまったわけですが…この商品、正式には本日27日発売らしいんで、発送が遅れてるわけではないようです。amazonの名誉のために、念のためw)。ものがかなりの“大物”ゆえ、届くのが楽しみです。

PSPソフト「TALES OF PHANTASIA」

 PSPソフト紹介第三弾は、「TALES OF PHANTASIA フルボイスエディション」っす。2006年9月7日発売の比較的新しいソフトです。ジャンルはRPG。
 ナムコのRPG・“テイルズ”シリーズの第一作目がこの“ファンタジア”なんですね(テイルズシリーズ、やったことなかったもので…)。一番最初に発売されたのはスーパーファミコン版のようで、1995年12月発売だったようです。で、このPSP版は1998年12月に発売されたPlayStation移植版(事実上リメイク版みたいです)をさらに改修した、決定版のようですな。
 元を知らないので何とも言えないのですが、“フルボイスエディション”の名の通りキャラがよくしゃべります(オリジナルのスーファミ版はしゃべったのでしょうか?)。ただ、“フル”というほど完璧ではなく、主要キャラでも一部テキストのみになることも。かと思うと、宿屋の親父がいきなり「いらっしゃい!」って声を出したりするからびっくりするのですがw。ジャンルは違いますが、サクラ大戦シリーズみたいな感じです(ときどきしゃべらなくなるんすよねー、どっちも)。

 システムは、決められたストーリーを進めていくだけの純日本的RPGですな。戦闘は2D。4人パーティーで、フォーメーションは自分で設定。基本的には主人公クレスを前衛にし、残りは魔法で後方支援って感じかな(最後に仲間になる女忍者・すずは前を張れる)。ただ、中盤に揃う4人、クレス・ミント・クラース・アーチェで最後までいけちゃう、つーかそのままいくべきで、チェスターとすずは仲間になる意味がほぼないよーな…もう少し選択に悩む性格付けが必要なように思えました。あと、冒険中やたらと全滅してしまうのも、ちと辛かった(強力な敵に左右から挟まれたり、全員石にされたり、麻痺したりで結構簡単に全滅することがある)。まぁ、こまめにセーブしとけば、全滅してもどうってことないのですが、10ほどレベルアップしてもあまり「強くなった」って実感できないのも「うーん」と思ったっすねぇ。

 ストーリーは全体的にはたいへん面白かったっす。あまり詳細にネタばらしするのは紹介として何なので詳しいことは省きますが、現在・過去・未来と時空を超えての冒険ってのは壮大でイイすね。しかもエルフ族の長寿命のおかげで各時点につながりができ、話に深みがある(それを活かしたイベントもあります)。ただ…各論では、始めと終わりがちょいといただけない。主人公の冒険は「育った村が突然襲われ、全滅。両親を失う」という実に衝撃的な出来事によって始まることになるのですが…これがあまりにあっさり描かれてて、肩すかし。「受験に失敗したから家出する」って状況でもたぶん、ゲーム冒頭のクレスよりはるかに深刻だと思うのだけど(私は試験に落ちたことはあっても、それが元で家出したことはないので正確な心情まではわかんないのですがw)。エンディングも「ええっ、これで終わり??」って感じで、実にそっけない。どっちも、もうちょっと何とか演出できなかったですかねぇ。
 キャラではハーフエルフの魔法少女・アーチェがいいですな、ハチャメチャでw。ヒロインのミントを完全に喰っちゃってますね(彼女は清純すぎて影が薄い)。さらに、物語を通しての敵役・ダオスも謎の多い存在で、単純に“悪”じゃないところがいい。

 一本道ストーリーではありますが、隠しイベントなど脇道も用意されているし、2周目必須のやりこみ要素もあります。非常によくできたRPGだと思いました。私にとってゲーム機版RPGの最高峰はセガサターンで1997年12月に発売されたゲームアーツの「グランディア」なんですが、一昔前のものの方がRPGってのは面白いんじゃないかと思えてなりません。特にイベントで3Dのムービーが入るようになってからというもの、RPGはつまらなくなったよーな…ムービー作る予算でシナリオやシステムをきっちり作り込んだほうがよほど面白いものになるような気がします(…まぁ、ゲーム作りはそれで良くなるほど単純なことじゃないんでしょうけどね)。

PSPソフト「ジオンの系譜」

 PSPソフト紹介第二弾は、「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜」っす。

 PSP版「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜」は、2005年8月11日発売のシミュレーションゲームです<公式サイト>。
 このゲームは2000年2月発売のPlayStation版を移植したもので、同年6月発売の追加データ集「攻略指令書」を含めた点を除けば内容はPSP版も全く同じです(データの一部のみ変更)。また、CPUの思考ルーチンはドリームキャスト移植版同様高速化されたものとなっており、PSP版=「ジオンの系譜」決定版といったところですな。

 ガンダムのシミュレーションゲーム「ギレンの野望」シリーズは、1998年4月に発売されたセガサターン用ソフトが最初。たしか私はこのゲーム、当初スルーしていたのですが…友人から借りてそのままハマリこんだような記憶が。大気圏突入/突破用カプセル・HLVがやたら使えるのと連邦軍本部ジャブローの攻略が大変だった(地上マップと地下マップがあって、どっちも面倒)ように覚えています。
 で、PlayStation版「ジオンの系譜」は発売日当日買いでさらにハマリました。「ギレンの野望」はファーストの一年戦争のみが舞台でしたが、「ジオンの系譜」は「Ζ」のU.C.0087年までを統合しています(アクシズ軍として「ΖΖ」からも一部キャラが登場)。したがって、「第08MS小隊」「0080 ポケットの中の戦争」「0083」も組み込まれています(各エピソードがイベントとして登場)。ついでに、ゲームオリジナルの「ブルーディスティニー」「コロニーの落ちた地で」のキャラ&MSまで登場(イベントもあり)。まさに圧倒的なボリュームをもつゲームです。
 2002年5月にPlayStation2で続編「ジオン独立戦争記」が作られましたが…これは再び一年戦争期のみとなり、システムも退化してしまった感があるので、やっててあまり面白くなかったですね(安売りで買ったからいいものの、定価で買ってたらキレてたかも)。
 よって、「ギレンの野望」シリーズ決定版は、この「ジオンの系譜」だと思います。その「ジオンの系譜」の決定版ですからね、私がPSPで最もやってみたかったソフトというのは実はこれなのです。
 で、PSP版の感想はというと…「良くも悪くも昔のまんま」ですな。もう6年も前のゲームなので、戦略フェイズ画面やらマップやらのグラフィック面ははっきりいってショボい。でも、PSPの小さい画面だとTVモニターで見るよりショボさ軽減で、その点はいい感じ。また、システムは非常によくできているので、ゲームとしては今でも一級品です。シミュレーションでは常に問題となる難易度も、決して易しくはないですが、かといって難しいというほどでもない。絶妙のサジ加減じゃないでしょうか。シミュレーションに抵抗がなく、なおかつガンダム好きなら買って間違いはないと思います。シナリオの異常なまでの豊富さからすれば、(飽きなければ)半年でも1年でも十分遊べるんじゃないですかね。
 
 戦争シミュレーションなので、基本戦術はやはり「力押し」となります。資金・資源という要素が絡むので、上手にやりくりしながらではありますが、数で敵を圧倒していくのが上策です。ただ、拠点攻略は相手に数で上回られる場合が多いので、質とプレーヤーの頭で勝負していきます(まずは囮ユニットを盾にして間接攻撃しながら進むのがポイント。その後エース部隊を投入)。また、一年戦争期とその後とでは戦略も違ったものとなるので、一本のソフトで2つのゲームをしているように思えます。本当にやり込み甲斐のあるソフトです。
 ちなみに、このゲームでの最強ユニットは、なんといってもキュベレイ。ハマーン・カーンが乗ったキュベレイの恐ろしさたるや、もはや異次元。こっちの攻撃はすべてかわされ、向こうの攻撃はバシバシ当たるんですから、やってられないっすよ。PlayStation版の時、連邦でエース部隊を軒並み壊滅させられて衝撃を受けましたねぇ。倒すには囮部隊を作って囲み、疲労を蓄積させ物資をゼロにした上で叩くしかないです(もしくはマップ拠点を全部さっさと占領し、暗闇の世界に還ってもらうか)。
 その散々苦労させられる悪魔の兵器・キュベレイを、逆に思う存分使うことができるモードが用意されてたりします。それは、連邦軍でティターンズ(ジャミトフ/シロッコ)・エゥーゴ・デラーズフリートのすべてを撃破の上クリアすると解除される、特別編「華麗なる戦い」です。登場する女性キャラが時間を超えてなぜか集結・決起し、ミネバとハマーンを中心に男性軍に宣戦布告してきたというとんでもシナリオですが…生産タイプがアクシズなので、開発を進めていけば最終的にキュベレイが生産できるようになるのです。しかも、資金・資源さえあれば何機でも生産可、ニュータイプもごろごろいるので宇宙で彼女らはファンネル撃ち放題!地上でも並のパイロットでさえ弾を避けまくる無敵ユニットなので、負け知らずになるのであります。で、実際に量産した場合の証拠写真が下の写真。ララァやクスコ・アル(ファースト小説版に出てくるニュータイプの女性)はもちろん、セイラが、フォウが、ロザミアが、ついにはファ(NT覚醒までが大変だけど)までもがファンネルでオールレンジ攻撃っすよ!!開始から100ターン超までじっと我慢して開発を続け、キュベレイ配備終了と同時に反撃開始すると……破竹の勢いで何でも撃破、野郎どもを徹底的に叩きのめす!もう「うひゃひゃひゃひゃ」と笑いが止まらなくなります。購入された暁には、条件クリアの後、ぜひプレイしてみることをオススメします。

PSPソフト「いたスト ポータブル」

 今日からケータイのMNP受付開始。
 SoftBankが昨日とんでも料金プランを発表(SoftBankはスーパーボーナスといい、新料金プランといい、ややこしすぎて訳わかんないっす)してきたけど、それも含めて私は静観。今のところ、ドコモにもauにも移るつもりはありません。どーせ移るなら、ウィルコムにしたいな(MNP関係ないけどw)。
 正直、MNPっていっても、今時キャリア替えで困るのは番号よりメルアド変更だと思います。私はJ-PHONEからvodafoneになった時にメルアド変更通知を友人全員に送った経験があるのですが…あれは本当に面倒(私はPCから通知したからいいものの、ケータイからじゃやってらんないでしょうな)。しかも、移行→新規加入の手続だけで5000円近くかかるというし……MNPが始まったからって、そんなに動く人がいるとは思えないけどなー。

 また、F1ブラジルGPが日本時間の昨日未明に行われました。
 注目のミハエル・シューマッハはトラブル続きでそれでも4位フィニッシュしたものの、“奇跡”はなりませんでした。でも、ミハエルは最後尾から追い上げてファステストラップ獲得、レースはマッサが勝ってセナ以来13年ぶりのブラジル人ウィナーに、アロンソは2位で見事ワールドチャンピオンに、となかなかいい感じで終わりました(ついでに佐藤琢磨がトップ10入りできた!)。レース前は「マッサがアロンソにぶつけて、ミハエルが勝つに違いない」とか言われまくっていたので、そんな幕切れよりは断然よかったっす。
 来年からは“皇帝”のいないF1だけど、アロンソはマクラーレンに移籍、ライコネンがフェラーリのエース、と新しい時代に入っていくんですな。そんな来年こそは、ホンダにタイトル争いしてもらいたいもんです(トヨタ?どーでもいいやw)。

 で、本題。PSPのゲームソフト紹介第一弾は「ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート ポータブル」であります。(2006年5月25日発売。<公式サイト>)
 タイトルとしてはDQ&FFが先になってますが、「いただきストリート」シリーズの6作目。NDS版が発売予定となっていますが、現時点では唯一の携帯仕様「いたスト」です。
 私は学生時分に初代「いたスト」、「いただきストリート ~私のお店によってって~」(1991年3月発売)に触れました。ファミコンソフトでしたけど、その奥深いシステムに感動しましたね。で、2代目「いたスト」・スーパーファミコンソフト「いただきストリート2 ~ネオンサインはバラ色に~」(1994年2月発売)は購入してやり込みました。以来、シリーズからは離れていたんですけど、PSP購入と同時にこのソフトも購入しました。PSPでやってみたかったソフトの1つでしたので。
 DQ&FFはほとんどやったことがないのでキャラもほとんど知らず、わかるのはDQⅤのビアンカとFFⅦの連中くらい。というわけで、私はビアンカでプレイ。しかし、「いたスト」のシステムは「2」で十二分に理解しているので、少しずつ進めています(アルテマ・コース解禁まで来ました)。
 「いたスト」は一言で言えば“すごろく”。サイコロ振って、進んだ先のマスの性格によってプレーヤーの運命が左右されるという単純なゲームです。但し、そこに「増資」と「株」という概念が加わって、非常に奥深いものになってます。特に「株」がこのゲームの肝。「株」をいかに上手に操れるかで勝敗が決まります。昔はチュートリアルなんかなかったので痛い目みながらやりくりのコツを覚えるしかなかったのですが、今は充実した説明モードがあるので初めての方でもだいたいは理解してからプレイできると思います。
 ただ、このゲーム、サイコロの目の出方がかなーり怪しいんですよね…それで私はシリーズから離れてたんですけど、どう見てもCPUに有利すぎ&プレーヤーに不利すぎる気がする。だから「ゲームで腹が立つと、コントローラーを投げる」という人にはこのゲーム、絶対オススメできません(PSPは投げると被害甚大ですから…)。そんな「インチキくさいCPUプレーヤーをいかに丸め込んで勝利するか」が、このゲームだと思えば楽しめると思います。
 正直、このソフトは対人戦こそすべてだと思うので、是非Xbox Live!でやってみたいものなのですが…スクウェアエニックスが360で「いたスト」出してくれないかなぁ?(賽の目次第でコントローラー投げつけ、回線切断、となる人が多数出るおそれもあるので、出さない方がイイのかもしれないですけどねw)。