Bleumer的PSP考察 ~その2

 PSPのハード、使ってみてまず思うのは「デカい、重い」ってことです。特に「重い」ってのは、携帯機としては致命的欠点に思います。バッテリー入れて約280gということですが、慣れないうちはとにかく重い。寝転がってプレイしてると、そのうちに腕が痛くなってくるほどっす。
 次に、使ってると「電池が持たない」って気づかされます。NDSは一度充電してしまえばしばらく電池切れになることはないのですが、PSPはすぐなくなります。感じとしては連続4~5時間でバッテリー警告ってところでしょうか?携帯機としてはいくらなんでも電池持たなすぎと思います(オプションで大容量バッテリーが発売されてるみたいですけど、3割増し程度ではなぁ…)。しかも、警告はPOWERランプ点滅という形なんですが、POWERランプがちょうど右親指がある位置なので見えません。ま、電源が落ちたとしてもレジュームが働くのでACアダプターを差せば落ちた時点からすぐ再開でき、問題ないのですけど(ちなみにレジューム機能はスリープとしていつでも使えます。これは非常に便利!)…バッテリー警告はもう少し見えやすい形にして欲しいと思います。
 ただ、これらは高性能&多機能とのトレードオフでしょうから、仕方ないんですかね。電池の持ちの悪さも、PSPでも最も電力を喰うであろうデバイス・液晶画面を見ると納得できます。PSPの液晶は4.3インチTFT。いやぁ、正直この液晶画面を見ると、不満なんて吹き飛んでしまいます。うちのケータイ・V603SHが2.4インチ、ニコンのデジタル一眼レフ・D200に搭載されているのが2.5インチで、これらも十分大きく思えるのですが、PSPは16:9ワイドスクリーンながら4.3インチもあり、ちょうどV603SHの液晶を横に2枚半並べたぐらいの大きさです。480×272ピクセルということなので高精細って感じではないのですが(V603SHでさえ240×320ピクセルですからね。D200は約23万画素ということなので、だいたい560×420ピクセルぐらいですな)、あまり精細すぎるとゲームに支障が出かねないですしね(細かすぎて字が読めないなんてことになったら本末転倒)。もちろん、NDSよりはずっと緻密。素晴らしいディスプレイです。「日本製造から中国製造になって輝度が下がった」という噂が出たようなのですが、仮に下がっていたとしても十分明るいと私は思います(調整できますし、あんまり明るいと目が疲れるし…多少輝度が下がっても個人的にはむしろありがたいくらいですけど)。
 そして、PSPの本領は、この美麗なディスプレイを活かしマルチメディアプレーヤーとして使えるところにあります。UMDはただのROMドライブで個人で作成できるものではないため、ゲームか映像作品を買ってきてプレイするだけですが、今は4GBのメモリースティックDuoが最安15000円強で売られています(2GBあれば十分なので、通常は4GBも要らないとは思いますが…)。この大容量メモリーにデータを放り込めば、音楽プレーヤーにもビデオプレーヤーにも化けるのです!ゲームセーブデータなんて20MBも用意しとけば十分ですから、後の領域は自由に使えます。ソリッドオーディオプレーヤーの王者・iPod nano<公式ページ>は音楽再生の他はせいぜいjpegデータ表示ができる程度ですが(あの小さい画面で見ても…ねぇ)、PSPはそんなの朝飯前。音楽データはMP3・AAC・リニアPCMに、ソニーらしくATRAC3plusにも対応。動画はMPEG-4 SPとH.264/MPEG-4 AVCに対応し、たとえば「携帯動画変換君」<サイト>で自分でデータを作れてしまいます。容量の点ではビデオiPod<公式ページ>に軍配が上がりますけど、画質の点では液晶の大きさでPSPでしょう(NDSでも似たようなことはできますが、「プレイやんmicro」という別売オプション<公式ページ>が必要だし、画質の点でPSP完勝)。準備さえしておけば、これ一台でゲームなしでも時間はいくらでも潰せます。ゲーム機としても使えることを考え合わせれば、これほど気軽に買えて気軽に持ち運べるプレーヤーは他にないでしょう。

 さらに、ソニーには「ロケーションフリー」という商品があり、PSPの無線LAN(IEEE802.11b対応)機能を利用し、端末として使えちゃうんですよね。これは説明すると長くなるのでこちらの商品紹介ページを参照してもらいたいのですが…このシステムを利用できる人にはまさに最強の携帯端末ですな。
 
 私はPSPの潜在能力は凄まじいものがあると思ってます。ゲーム機としてはそろそろ限界性能まで使われていると思いますが、マルチメディア端末としての伸びしろはまだまだ限界が見えていない。発売が予定されるGPSユニットを組み合わせてカーナビになるという話もあるし<+D GAMESの参考記事>、今後明らかになっていくであろうPlayStation3との連係機能もあるようですしね。

 これだけ凄いハードなのに、売れていないというのは残念ですなぁ。何らかのテコ入れが必要だとしたら、私はオプションの大容量バッテリー標準化+HDD内蔵がいいと思います。世の中にはマイクロドライブや東芝が開発した0.85型HDDなるものがあります。10GB超になったそれらを標準搭載してマルチメディアデータをそっちに、ゲームのキャッシュや今後配布が予定されるエミュレーターデータをメモステに収めることができれば…もはやiPodなんて目じゃないぜ!(引き替えにソニーのHDDオーディオプレーヤーを死に追いやるかもしれませんがねw)。
 
 最後に、PSPで個人的にお気に入りなところはメニュー画面っす。月ごとに背景の色が変わるってのは単純ながら面白い機能です。また、壁紙設定機能で簡単にカスタマイズできるのもイイですな。うちのPSPは7月7日購入ということで、織姫仕様となっておりますw(※織姫=ソレッタ織姫:サクラ大戦シリーズのキャラクター。7月7日生まれという設定)。ちなみに写真の織姫壁紙は、セガのPSPソフト「サクラ大戦1&2」公式ページ<こちら>で配布中のものです。
 
 次回からはPSPで私が購入したゲームソフトについて書いてみます(3本しか買ってないんですけどねw)。

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Bleumer的PSP考察 ~その1

 クルマの話ですが、読売のサイトにこんな記事が。レクサスLS(旧トヨタ・セルシオ)の受注台数が12000台!?いったい日本のどこにそんなカネが…まぁ、セルシオは中小企業の経営者さん達が他社への見栄で買わざるをえないクルマらしいですけどね。でも、これだけ売れれば、レクサスの不振なんて一発で吹っ飛びますな(レクサスは、日本ではセルシオだけ売るべきだと思う)。景気のいい話もあるんですねぇ。
 一方で情報サイト・GAME Watchに昨日、こんな記事が載りました。うーむ、ソニーの業績見通しの足を引っ張るほどに、PSPは不調なのか…。ソニーの投資適格まで下がったというし、散々ですな。ソニーはあまり好きじゃないけど、新型のウォークマン<メーカーページ>なんか結構いい感じだと思うのだけど。
 というわけで、しばらくの間、PSPユーザーである私・Bleumerが、PSPをバカ売れさせるべく(大ウソw)PSP考察を書いてみましょう。その1は、私がPSPを買うに至るまで(長いんだ、これが)。
 
 PSP(PlayStation Portable)は2004年12月12日に発売された携帯ゲーム機です<公式ページ>。当時は大変な品薄でしたが、私は傍観していました。当時は12月2日に先行発売されたニンテンドーDS(以下、NDS)に性能面で圧倒するPSPが次世代携帯機戦争では勝利すると思ってましたし、興味はあったのです。しかし、PSPを買ってまでやりたいゲームはなかったし、「ソニーハードの初期ロットは(以下略)」と読んでいたので「どうしても欲しい」とまでは思いませんでした。そしたら案の定、ボタンがどーの、液晶がどーの、という報告が出始め、挙げ句の果てには「UMDドライブからUMDディスクが射出される」などという報告まで飛び出します(これは事実かどうか怪しかったようですが)。つくづく「買わなくてよかった」と思いましたねぇ。
 翌年9月15日に本体色をセラミックホワイトにした色変えバージョンが発売になり、この白バージョンは「ボタンが改修されている」と噂になりました。実際部品が改善されたらしく、以降の黒バージョンも同様になったようなので、型番こそ変わらなかったけど、ここで事実上新型に切り替わったんですな。けど、それでも私は買いませんでした。後述する“やってみたいゲーム”が発売され始めたんで、再び関心はあったんですけどね。「やっぱ高いよなー」と思ってw。
 そして、同年11月7日に1GBのメモリースティックなどを同梱しながら価格を抑えた「PSP ギガパック」なる新パッケージが期間限定で売り出されます。ここで初めて私は「PSPを買おうか」って本気で考え始めました。しかし、抑えられているとはいえ、その価格は税込31290円。その1ヶ月後には次世代ゲーム機・Xbox360の発売が迫っていました。値段が1万円も違わないのに、かたやプレステ2以下の性能、もう一方は完全なる次世代機。私は次世代機を選び、“Bleumer”タグをもってオンラインデビューすることになります。
 で、今年に入ると、世の中はNDSフィーバーとなりました。あれほど店頭に余ってたNDSが、バカ売れ、品薄、ついには店頭から在庫が消えました。で、フィーバー絶頂期の春に、たまたま昼休みにヨドバシへ行ったらNDS(初期型)が入荷していたので、つい買ってしまい…なんと、うちにPSPより先にNDSが来てしまったのです(まぁ、NDSはうちの親が欲しがっていたので即日転売したのですがw)。一緒に買ったソフトは「脳を鍛える大人のDSトレーニング」のみでしたが、あれは確かに面白かった。ゲームというより、ただの小テスト集なんですが、脳年齢を具体的数値で出されると「若返ってやる」と燃え上がるんですよね~。私はなんとか21歳までは若返りましたけど、1ヶ月そこそこでやめてしまいました。ポリゴン川島教授に前日よりほんのちょっとの悪いだけなのにいちいちガックリされると、なんだか腹が立ってきて…続けるのがイヤになっちゃったのです。その後、「Newスーパーマリオブラザーズ」を購入、親からNDSをひっぺがしてプレイするも……途中で挫折。単調な作業プレイが面倒になってしまったのが理由。歳ですな。
 そこで、「手元でじっくりできるゲームがやりたい」「私所有の携帯ゲーム機が欲しい」っつうことで、新たにハードを買うことに決定。NDS Liteも考えましたが、どこも在庫切れで売ってないし(実際買いに行ったら、たまたまNDS Liteが売ってて、びびったのですがw)、NDSの脳トレ以外子供向けソフトばっかり路線に疑問を感じていたので、PSPを買うことにしました。それが今年の7月7日。買ったのは白のPSP単品。再販なったギガパックを買うくらいなら、日本橋でメモリースティック買う方が安かったですからね。色も黒にしようかどうしようかレジで商品を受け取る直前まで迷いましたが(私は優柔不断ですw)、白にしました。個人的に色として白の方が好みなのと、改修済みとはいうもののどうしても黒は“欠陥持ち”のイメージが拭えなかったのが理由ですかね。
 
 明日のその2は、PSPのハードについて書きます。

疑心暗鬼

 Xbox Live!、大本営サイトも復旧してるし、当スペースのBleumerのゲーマーカード&最近の実績も表示されてるし、だいぶ復旧したみたいですな。あとはオンラインゲームでの回線の安定性だけど…こればっかりは、やってみないとわかんないからなー。

 で、昨日書いたMSからお願いされてる個人情報の移行、実際にやってみました。
 作業としては実に少なく、Windows Liveに入って、ユーザーID入力して、ぽちぽちっと押して終了。これなら「お手間は取らせません」と書いてあっても納得できる。
 「あー、案外簡単だったなー」と思って終了したのですが……簡単すぎるが故に、ふとよぎる不安の影。
 その影の名は「フィッシング」。ホンモノそっくりのサイトをこしらえて、本人に入力させることで個人情報を分捕るという悪行であります。

 一瞬、「まさか!」と思ったのですが、
1 ご丁寧に私の正確なIDをメールで書いて送ってくる詐欺師はいない(知ってるなら騙す必要なし)。
2 Windows Liveのパスワードを知り、私になりすましてみても、カネにならない(クレカ情報とか、私のカネに絡む情報は一切MSに教えてない)。
3 フィッシングサイトにしては、私の顧客データが正確すぎる(Windows95に、Worksに、はがきスタジオ数バージョン…うはw完璧やん)。

 というわけで、フィッシングじゃなかったようです。よかったよかった(ちなみに、本当に大丈夫であるという証拠ページはこちら

 ふぅ……本当に信じられるインターネットというのは、いつ実現するのでしょうね?私が生きてる間はムリですかねぇ。

マイクロソフト…

Xbox Live!、予定の24時間はとうの昔に過ぎたのですが、完全復旧してないですな。21時過ぎ現在だと、つながるけど凄く不安定。ダウンロードコンテンツはタイトルすら参照不可。なんだ、やっぱりストライキじゃないかw。
 
 冗談はさておき、その活動停止中に「Xbox Live キャンペーン事務局」からこんなメールが届きました。
 「7月29日から9月末までに各種キャンペーン及び東京ゲームショウ2006のマイクロソフトブースで配布されたマイクロソフトポイントについては、その使用期限を2006年12月31日とご案内しておりましたが、一部その説明に不十分な点がございました。当該期間に配布されたマイクロソフトポイントについては、そのご利用コードを使用してお使いの Xbox Live アカウントにポイントを追加する期限が2006年12月31日となります。しかしながら、一旦、ご利用コードを入力しお使いのアカウントにポイントが追加されると、ポイントを追加した日から起算して60日を以て追加されたポイントの残数が失効します。」
 ちょ、ちょっと待て。なんじゃそりゃあぁぁぁぁ。“マイクロソフトポイント”というのは、Xbox Live!における通貨のようなもので、通称“ゲイツポイント”と呼ばれているものなのですが…MSはこの夏各種キャンペーンでマイクロソフトポイントをプレゼントしていました。私もそれで1000ポイント以上もらったわけですが、その際の注意書きには上記のように「使用期限は2006年12月31日」とありました。こう書いてあれば、「=登録後、使用できる期限が2006年12月31日」と読むのが普通かと思われます。が、MSの見解によれば「=登録する期限が2006年12月31日で、使用する期限はポイントを追加した日から起算して60日」と読むそうです。
 そんな日本語、あるかよ。だいたい60日なんて数字、初めて見たぞ。
 で、「当該期間に配布されたマイクロソフトポイントで、まだ未使用のものがお手元にある場合は、コンテンツの購入の直前にポイント残数へ追加をされることをお勧めいたします。また、既にポイント残数に追加をされている場合は、大変恐縮ではございますが、ポイント残数に追加をされてから60日を超えない間にご利用いただけますようお願いいたします。」
 おいおい、1回目と2回目に追加してからもう60日経過してるって!急いで調べてみたところ、まだポイントは残ってました。以前使用した際にキャンペーン加算分の方を優先して使用ポイントに充当してくれたようです。でなければ、私のポイントは600ほど既に消えてるはずだから。使っといて良かった……。とはいえ、今ある分も早く使っておかないと、残ったポイントをいつ消されても文句言えないかも。まったく、謝れば契約約款変えていいなんて理屈、どこの国で通用するんでしょうな。
 
 と、呆れてたら、さらにMSから別口のメールが。
「これまで外部委託によって運営して参りました「マイクロソフト製品ユーザー登録」データベースを、お預かりしているお客様の個人情報保護のさらなる強化のために、マイクロソフトコーポレーションの管理下のデータベースに移行することとなりました。」
 ほーほー、よろしいことですな。
「つきましては、お手数ではございますが、個人情報取り扱いの観点から、ご登録済みの内容をお客様ご自身で確認のうえ、登録データの移行をしていただきますようご協力お願いいたします。なお、移行の期限を2007年3月31日までとさせていただきます。」
 えええ?……MS側で勝手に移行したら個人情報保護の点で問題(損害賠償請求)になりかねないから、自分でやれってことですか。他のソフトメーカーで問答無用で個人情報移されたこと、既に経験あるんだけどなぁ。問題だと思う人だけ自分で移行させればいいんじゃないのかなぁ。
 
 久々にMSの対応に不満が出た一日でした。いや、Windowsの方では毎月一度は不満が出てるのですけどね(無料でアップデートしてくれるのはありがたいけど、なんであそこまで穴だらけなんだよ!)。

延期連鎖

今日は夕方からXbox Live!が24時間ストライキ、もといメンテナンス中。よって、ゲーマーカードと最近の実績欄もお休み中です。ご了承下さい。
 
 さて、本題。「延期」「延期」「延期」……最近、私は「延期」という文字ばかり見ています。
 先日、ここで紹介したPENTAXの新型デジタル一眼レフ・K10Dの発売が1ヶ月延期になりました。まぁ、これは買うつもりはない(お金が落ちていれば別ですけど…拾ったら拾ったで、ニコンの高いレンズ買うでしょーしw)のでいいんですが…メールが来るんですよ。「ご予約の商品の発売は延期になりました」って。
 とりあえず、ネット通販で予約しておけば「発売日には休み取っておいて、早起きして、あれやこれや」ってせずとも(ほぼ)確実に手に入るんで、予約してあるものが現時点で6つ(中身は多分ここで紹介することになるので、その時までは秘密)あるのですが、既にそのうち4つが発売予定日延期となり、おかげで今月中に届くはずのものはすべて来月以降ということになりました(泣)。以前紹介したフィギュア「アイナ・サハリン」も延期をくらったので、通販予約→発売延期という精神攻撃をくらうのは5回目ですか。焦って発売してロクでもない商品売りつけられるのは勘弁してほしいけど、いくらなんでも確率高すぎじゃないかと。
 延期の理由は様々です。K10Dは「全世界から予想を大幅に上回る注文があり、十分な出荷数量を確保するため」というのが公式な理由ですが、開発の遅延が真の理由でしょう。私の予約した商品はどれも正確な理由は不明なんですが、1つは「予想を超える注文をいただいたため」という公式発表で合っているかな。もう1つは生産の遅延。残り2つはまったくわかりません。
 予約殺到=景気が回復して個人消費が上向きである証拠なのかもしれませんが…メーカーは「早めに発表して予約を募り、(初値の)高額で確実に売りさばこう」としているわけです。その優良顧客の期待を裏切るようなことは、可能な限り避けてもらいたいものですなぁ。客(私)のがっかり感は想像以上に大きいわけですし、何ヶ月も前に予約して既に代金も払い込んでると「契約を忘れ去られるんじゃないか」と正直不安になってくるっすよ。
 あと、「生産が追いつかない」原因が、ヤフオクの転売ヤーによる買い占めのせいだとしたら、もの凄く腹立たしいっす。市場がそれこそ血を流して流通コストを切りつめているというのに、あんな形でコストを上乗せされるんじゃたまったもんじゃない!あれは何とかして規制すべきですよ。転売ヤーどものプレミア値で誰も買わなきゃいつかは滅びるはずなので、私は彼らからは買わないことにしてますが…個人の心がけ程度ではおさまらないのが今のヤフオクっすから。「市場に出回っている現行商品を定価以上で売った場合は、超過額全額を国が没収する」とかなんとかできないもんですかねぇ(オープン価格の場合は基準価額を設定しておく、とか)。それなら転売ヤーなんぞ瞬時に絶滅するのになぁ。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

 ガンダムネタの続きということで、次は「機動戦士ガンダム F91」となりそうですが、実は間にもう1つエピソードがあります。「閃光のハサウェイ」という作品です。
 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」はガンダムシリーズながら、アニメではなく、富野由悠季氏が書いた小説のみ存在している作品です。上・中・下の3冊構成で角川書店から発売されました。当時私はアニメ雑誌「ニュータイプ」を読んでいたので、当然発刊の情報は知っており、うちには初版本が揃っています。上巻が平成元年2月28日発行、中巻:平成2年4月1日、下巻:平成2年5月1日発行となっているので…古いですなぁ。

 物語は「逆襲のシャア」から12年が経過したU.C.105年が舞台。反地球連邦組織“マフティー・ナビーユ・エリン”は「地球をクリーンにするために人類のすべては地球から出るべきであり、連邦政府は地球を離れることを強制する政策を実施せよ」と求め、連邦政府の要人を暗殺していた。その“マフティー・ナビーユ・エリン”の首謀者は、かつてホワイトベース艦長を務めたブライト・ノア大佐の息子、ハサウェイ・ノアだった…って話です。
 私は「逆襲のシャア」にミョーに感銘を受けた人なんで、それと直接リンクし、ファーストから連なるキャラクターの最後の舞台である本作品は外せず、しっかり読みました。が、正直、内容はほとんど覚えていません。覚えているのは、ギギ・アンダルシアってヒロインの名前と、最後にハサウェイが処刑されてしまうってことぐらい。確認のために古びた3冊の文庫本を開いて見ているのですが、それでも思い出せません。20年近く前に読んだものとはいえ、ここまで記憶にないというのは…まぁ、内容的に凄いものではなかったってことですかな。「俺はガンダムファンだ、というのなら読んどいた方がいいんじゃない?」程度のものです(この時期の富野氏の小説家としての技量は、安倍首相の文章力以下って程なってないですし)。「連邦政府は相も変わらず腐ってて、抵抗運動してみたものの体制は結局変わらなかった」でおしまいですからね。
 まあ、それだけじゃ紹介としてあまりにも何なので、多少補足しておきましょう。主人公のハサウェイ・ノアってキャラクターは、あのブライトさんの子供ながら行動的でなかなかの世渡り上手だったりします(母・ミライさん似か?)。しかし、やたらまっすぐな性格で、シャアの考えを受け継いだといっていいような過激な行動に出ています。このへんがちょっと、どうかなぁと…。少年時代にネオジオン抗争(「逆襲のシャア」)に直接参加し、その戦闘で初恋の相手クェス・パラヤを失ってトラウマみたいになっているのは仕方ないとしても、だからといってララァを失ったシャアと同じ行動に出るのはどーかと。これだけ世渡り上手な青年が、テロリストグループの首謀者になれますかね?「0083」のデラーズやガトーみたいな狂信者でないと、反政府の破壊活動などムリだと思うのですが(学生運動時代の人ってのは、連合赤軍とかみたいに“できる”と思っちゃうのですかねぇ)。
 
 そんな半ば忘却していた作品を去年、突然に思い出させてくれたのが、下の写真です。キットではなく完成品の玩具扱いですが、バンダイが出しているGFF(Gundam Fix Figuration)シリーズの25番目の商品として、ハサウェイが劇中で駆る最新鋭MS・RX105 Ξ(クスィー)ガンダムが商品化されたのです。これにはびっくりしました。しかも、敵となるキルケー隊に配備されている兄弟機・RX-104FF ペーネロペーとのコンパーチブルとは!!私的にはペーネロペー商品化の方がぶっ飛びました。小説にはデザインを担当した森木靖泰氏(様々なアニメでデザインを担当している、知る人ぞ知る凄腕デザイナー。サクラ大戦シリーズにも参加されています)直々のイラストが載っているのですが…写真の通りペーネロペーのデザインはもの凄いデザインで、とてもバンダイが立体化してくるとは思えなかったからです。
 ペーネロペー(右上の写真)の上半身に覆い被さってるように見えるのはフライトユニットと呼ばれるもので、飛行性能を大幅に上げる装備です。取り外すことも可能で、中にはRX-104 オデュッセウスガンダム(後付け設定?小説ではこの名前は出てこないと思ったけど…出てきたのかなぁ)が入ってます。こいつは普通のMSサイズよりちと大きい全高26mながら、なんとミノフスキークラフト装備(ホワイトベースやサイコガンダムと同じ)。単体で重力無視して飛べちゃうのです。しかもサイコミュ装備でファンネルもあるみたい。連邦最後のニュータイプ専用機はνガンダムじゃなかったようですな。失礼しました。
 一方の主役機・Ξガンダム(左上の写真)のΞとは、ギリシャ文字でνの次の文字。要はハサウェイがアムロの遺志を継ぐって意味合いでつけたもののようです(にしてはシャア的発想の行動をしてるんだから、アムロにはいい迷惑かもw)。兄弟機だけあって、こちらもミノフスキークラフトにサイコミュも装備してます。
 にしても…いかにも“ガンダム”的なΞはともかく、ペーネロペー、とにかく凄すぎっす。だいたい1/144ぐらいかそれより小さいスケールだと思うのですが……なんだこの威圧感は。異彩を放ってますけど、ガンダム系統のデザインとしては初代RX-78-2 ガンダムと並ぶ最高のデザインだと思います。
 この商品、税込5775円と値段もぶっ飛んだものなんですが、発売日、店頭販売分は瞬殺されました(私は休みを取ってまで発売日になんとか2体確保しましたが)。たしか再販されたのですが、その再販分も今はほとんどないと思われます(プレミア値つきは除く)。結構みんなこの2体の存在、知ってるんですな。「全国的に瞬殺」と聞いたときは「ガンダムファン恐るべし」と思ったですよ。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ~その2

 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」~その2は、シャアについて書いてみましょう。 

  「逆襲のシャア」では、シャアは素顔を晒してネオジオン総帥となっています。ハマーンが名乗った“ネオジオン”をなぜシャアがまた使うのかよく分からないのですが、ハマーン同様ミネバ・ザビを立てたからなんでしょうかね?まぁ、物語ではそのあたりは一切語られません。ミネバも出てこないですし。
 シャアはそのネオジオンというかなりな勢力を使って地球連邦政府というより、地球に住む人類のみに対して戦争を仕掛けます。「何を言っても地球から出ようとせず、地球を汚染し続けるなら、隕石を落として寒冷化し、住めなくしてやる」と。で、昨日書いた小惑星“5thルナ”をまず連邦政府が置かれていたチベットのラサに落とすことに成功。続いて政治的謀略でハマーン達が運んできた小惑星アクシズを獲得。地球に残った人類への“とどめ”としてこれを落としにかかる…ってのが「逆襲のシャア」のあらすじです(余談になりますが、ガンダム世界の地球って頑丈ですねぇ。ファーストでジオンがコロニー落としを仕掛けてオーストラリアがほとんど消滅。「0083」で北アメリカにコロニーが落とされ、穀倉地帯に大打撃。「ΖΖ」でダブリンにコロニーが落とされ、連邦政府消失。その上“5thルナ”落下ですからねぇ。連邦政府も逃げ回り続けてタイヘンだしw。さらに余談ながら、「地球に降ってくる小惑星を内側から爆破して分割、軽くして大気に弾かせる」ってネタは1998年の映画「アルマゲドン」でもやってましたね。あの映画、観ててびっくりしたっす)。
 地球に住んでいる人たちからしたらとんでもない話で、シャアのやろうとしていることは北朝鮮の核実験がどーのというのとは次元が違う超破壊行為なわけですが…実はシャアの言い分の方が正しくて、アムロの言い分の方が偽善的だということが後のガンダム「∀ガンダム」の中で語られます。アムロは「焦らずとも人類は自浄作用的に何とか解決していける」と言うのですが、結局それがいつまで経ってもできず、人類は「逆襲のシャア」のはるか未来の時点に於いて一度地球上の人類文明を完全に排除する選択をした歴史が語られるのです(それ以前の歴史がいわゆる“黒歴史”ってやつです)。北朝鮮なんか見てると特に実感できますが、ホントに人類というのはどうしようもなく愚かな動物ですからね…「一度強制リセットかけるしかない」って思いたくもなりますよ。ただ、強制リセットをかけるにしても、地球上の人類だけを排除しないといけませんよね。隕石落としなんかしたら、人類以外の動植物にも致命的影響が出てしまう。“人類に対する粛正”なら、人類だけを葬り去る方法が望ましいですな。そのあたりの“悩み”は劇中でブライトの子供ハサウェイが語ります(彼の紹介は次回<こちら>)。
 何とか道を探っていた「Ζ」の頃からすると今作でのシャアのブチ切れっぷりが際立つのですが、切れたのは政治家としてだけではないようで…“女ったらし”な一面がネオジオンの強化人間ギュネイ・ガスによって語られます。まぁ、男で、33歳で、有名人で、美形で、組織のリーダーで、とくれば女がたくさんいたって全然おかしくないわけですが…27歳にしてレコア・ロンドという女性1人とさえ上手く関係を築けなかった男が(レコアという女性は、かなり“都合のいい女性”だったと思うのですが、ねぇ)そう簡単に変われるものなんでしょうかw。今作品の中でもナナイという女が横にいて、そこにクェスという少女が割り込んでくるのですが、結構上手にあしらってるんですよね。「Ζ」の頃の彼からはだいぶ進化してますな。でも、結局のところシャアは、ファーストの時のララァ・スンの存在が忘れられなかっただけってことをアムロに自白します。訊いてもないのに勝手に話し出すんだから、困ったもんです。アムロに(あのアムロに、ですよ?)「情けないヤツ」と言われても仕方ないですな。当時の富野氏へのインタビュー記事で「(シャアの熱烈なファンに対して)初恋は終わりにしましょう、ってつもりで書いた」というようなことを言っておられた記憶があるので、ワザとこんな“カッコ悪いシャア”になったんでしょうね。
 2時間という短い枠の中で各キャラクターが深い内容をさりげなく語っている、それがこの「逆襲のシャア」という作品ですね。話は単純で構図もわかりやすく、それでいて深い。本当に良くできた作品だと思ってます。
 
 で、その“カッコ悪いシャア”が駆る赤いMSが、MSN-04 サザビーです。こっちは抜群にカッコいいっす。前にも書きましたが、個人的にはMSデザイン・ベスト3の1つです。力強く張り出した肩や脚、ファンネル6機装備、ごついビームショットライフルに巨大な盾、シャアそのものの頭部(まるっきりジオン軍時代のヘルメットw)、真紅の塗装、くぅ~カッコよすぎだ。
 そのMG仕様が2000年7月に発売され、私は当然の如く当日買いしました。その作例が下の写真。このキット、税抜定価8000円もして、MGシリーズではパーフェクト・ジオングに次ぐ高価な代物です(故にあまり売れず、バンダイからは“失敗作”と思われているようなのですが)。組み上がるとまさに圧倒的なボリューム。ネット上でもあまり評判はよろしくないのですが、プロポーションは良くできており、私的には良いデキだと思ってます(但し、間接の可動範囲が小さく、動かして遊ぶ向きにはオススメできません)。