重戦機エルガイム ~その4

 今回はエルガイム最終分ということで、同じ1/100なエルガイムMk-Ⅱであるフルアクション版とR3版とを比較してみることにします。
 先に書いた通り、フルアクション版は20年以上も前のキットであり、最新版であるR3版とはスタイリングの解釈もその再現も全く違うといってもいいくらいに別物になってます。下の比較写真を見ていただければ一目瞭然かと思いますけど…とにかくR3版は何もかもが細長い一方、フルアクション版は太くて何とも“もっさり”とした印象を受けます。下半身だけの比較写真(3枚目)も撮ってみましたが、つま先の立ち具合とか、全然違ってますな。組み立て説明書にあった設定画をスキャンしてみましたが(4枚目)、やはりR3の方が正確に再現してると言えます。
 また、組立の難易度は……比較になりません。圧倒的にR3の方がラク。フルアクション版は古いキットだけあって、そもそも接着剤なしには組み立てられませんし、接着したらほぼ自動的にパーティングライン消し作業が確定です(膝あたりの内部フレームまでライン消し必須だったりする)。その上、塗装がまた厄介で……だいたい、このキットで赤い色のパーツは膝裏に使うリード線だけだったりします。つまり、各所の赤い部分はすべて塗装しないといけません。しかも成形色が茶色だったりするので、その場合は下地に明るいグレー(白でも可)を塗る必要がありまして……ラッカー系塗料だけで仕上げるなら事実上エアブラシ必須ですな。あと、一体成形の部分が多いので、マスキングも必須。なーんか迷彩の戦闘機の塗装をしてるみたいでしたね。こいつの塗装は「かなり面倒」だと思って下さい。
 というわけで、やはりR3版が完勝!って感じですが……個人的にはそれほどフルアクション版が劣っているとも思っていません。
 実は、TVシリーズ「重戦機エルガイム」内でのエルガイムMk-Ⅱの映像を見てるとですな、R3版よりむしろフルアクション版に近いように思えるんですよ。迫力を出すためなのか、エルガイムMk-Ⅱも設定のような細い姿で描かれることは稀で、画面内では結構太いんすよ。脚も設定画ほど長く描かれてませんしねぇ……その点では、フルアクション版のスタイリングも結構“いい感じ”だったりします。
 それに、設定の再現度という点でR3版には問題もありまして…設定上、本体と背中のブースターはブリッジのようなパーツでつながってるんですが、フルアクション版ではダイカスト製パーツできっちり再現されているのに対し、R3版は独自の解釈をしています。また、エルガイムMk-Ⅱはランドブースター形態(“プローラー”という)に変形するんですが、その際、頭部が後方にスイングして機首部分の窪みにハマることになってます。このギミックもフルアクション版は再現されているんですが、R3版はできません(顎を上げるだけw)。この辺はちょっと残念ですな。
 ま、結論としては「総合的に見れば圧倒的にR3版が良く、今から作るならR3版オススメ」なのは変わりませんが、「映像上のエルガイムMk-Ⅱ再現なら、フルアクション版の方が近いかも?」って感じですね。
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