それでも投票しないんですか?

 昨日は、統一地方選後半戦の投開票日でした。
 注目の参議院議員補欠選挙は与党1勝・野党1勝でタイ。自民王国だった福島で野党候補が圧勝し、政府批判が根強い沖縄で与党候補が勝つとは…やはり夏の参院選は、どっちに転ぶか分かりませんな。
 また、現職市長で市長候補でもあった伊藤一長市長が射殺された長崎市長選は、補充立候補した市役所職員が勝利。同じく補充立候補した伊藤市長の娘婿は惜しくも落選しました。
 結果について言うことはありません。長崎市長が誰かは、長崎市民が決めることですから。
 しかし、あんな許されないことがあった選挙の投票率が55.14%過去最低を記録、ってのはどういうことですかね?
 ただでさえ選挙運動期間が短い市長選の最中にあんな事件が起きて、補充立候補者が突然現れて、有権者が混乱した、というのはわかりますが……だからといって「投票に行かない」「投票に行きたくない」となるんでしょうか?私は「市長の無念を晴らす」みたいな感じで投票率がグンと上がると思っていたんですけど、投票日の天気が雨だったのが痛かったんですかね(ちなみに、投票日の午前中は雨で午後から晴れた場合が最も投票率が上がるらしいです。遠出を諦め、「選挙にでも行くか」ってなるからだとか……ふざけてますなぁ)。
 あの事件は先にも書いた通り、「いわば“目立ちたがりの自殺志願者”が巻き添えを狙ったもの」で、「決して、“政治テロ”ではない」というのが私の考えです(注:選挙を狙った“政治テロ”であれば、自分にとって都合の悪い候補を殺し、結果、都合の良い候補を当選させる「目的」があるはずです。ですが、今回の場合、仮に補充立候補がなければ共産党候補が当選しかねず、また補充立候補する者が自分にとって都合の良い者であるかどうかも不確実で、かつ当選はもっと不確実。これじゃ意味がありません。「共産党候補を市長にしたい」という目的があれば別ですが…あの犯人の立場上、それもありえません。よって、“政治テロ”ではないんですよ。“テロ”というにはお粗末すぎますしね、何もかも)。
 でも、もし「ああいう事件を起こせば、投票率が下がる」となれば……同様の凶行が「“政治テロ”として成立する」と証明したようなもんですよ。強い組織票を持つ候補に有力な対立候補がいた場合、その有力候補を殺しちゃえば、その組織票を持つ候補は当選確実ですから。逆に「ああいう事件を起こしたら、投票率が上がる」となれば、投票行動に組織票以外の不確定要素が増えるので“政治テロ”としてはより成立しにくくなったんですけどね……極めて残念です。
 伊藤一長市長というのは、被爆地長崎の市長として中央政府と対決することも辞さない“闘う市長”だったと聞き及んでいたんですけど、そんな熱い市長をあんな形で失っても、市民の反応がこの程度とはね(※わざと「伊藤一長」と書いた人も少なくなくて無効票が異例の多さになった、とは読みましたが……棄権者が多すぎますよ。結局、数的には「選挙には行く」層が投票しただけですから)……やりきれないものがあります。
 
 同じく昨日行われたフランス大統領選の投票率は、過去最高の84.60%だったとか。何なんですかねぇ、この“格差”は。
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。