重戦機エルガイム ~その2

 「重戦機エルガイム ~その2」ということで、物語後半について。
ミズン星の反乱軍はその指導者ステラ・コバンのまずい指揮もあって散り散りになってしまい、ダバは別の行動を起こします。実はダバは単に田舎から出て来た青年ではなく、最初からこの世界の絶対権力者オルドナ・ポセイダルを倒すことが目的だったのです。理由は親の仇討ち。彼はポセイダルに滅ぼされたヤーマン王朝の王子 カモン・マイロードであり、エルガイムはヤーマン王朝のHeavy Metal・ガイラムを量産しやすく改造したものであるとも判明します(結果、資源の乏しい反乱軍ながら優秀なHeavy Metal・ディザードが量産され、戦力となります)。これらの話がペンタゴナワールド全体に広まり、反乱軍は勢力を増し、正規軍の分裂もあって最終的に反乱軍の勝利に至るわけですな。
そんなストーリーの上で、話に深みを加えるのがダバの他には一人しかいない(と思われる)ヤーマン族の生き残りクワサン・オリビーの存在と、表向きのポセイダルが実は操り人形でしかなかったという事実っす(※この辺の事情はしっかり第1話から盛り込まれており、一通り見てからもう一度見返すと「ああ、そうだったのか」と感心できたりします)。そして、真なるポセイダルがヤーマン族を滅ぼしたのは、ダバと同じように両親を殺されたことに対する恨みからであったということが最終話で明らかにされます。人の恨みは怨嗟となって繰り返し、断ち切れないもののなのか……その答えをダバは最後に示します。あのラストの持っていき方は唐突でわかりにくいのですが、なかなかのもんだと思いますね。
 と、話がどんどん重くなっていく物語後半の主役機となるのが、エルガイムMk-Ⅱっす。どーも永野氏は「エルガイムは実は最強Heavy Metal」と想定していたらしく(まぁ、「FSS」でエルガイムに相当するMortar Headは、かのジュノーンですからねぇ…)、それを勝手に超越させられ、しかも「変形機構つき」というスポンサー命令が気に入らなかったようで、不満タラタラでデザインしたようですけど……これが永野護氏の名を世に知らしめる結果になるんだから不思議なもんですな(それでも「本気でデザインしたものの1つ」と書いておられましたが)。それくらいエルガイムMk-Ⅱのデザインは画期的なものでした。それまでの主役機というものは「ドッシリとした安定体型で、かつヒーロー然とした顔立ち」をしていることが当然だったわけですが、ビックリするほど細かったRX-78 ガンダムをさらに細長くした体形にして、ヒジョーに凶悪な顔つきをしてて、その上自身より遙かにでかい超破壊兵器バスターランチャーを持つ、というまさに“常識破り”のデザインでした。これがウケたわけです。まだ当時ガキンチョだった私なんぞは「なんてカッコいいんだ」と熱中してましたねぇ(物語そっちのけだったw)。
というわけで、そのガキンチョの頃から完成させてみたかった1/100 フルアクション・エルガイムMk-Ⅱの作例が下の写真っす。今回のプラモ製作で作ったもののうちの1体でございます。今回やたらと時間がかかったのは、このフルアクション・エルガイムMk-Ⅱの製作が難航したからに他なりません。詳しくは後述しますけど……20数年前のキットで、しかもガキンチョの頃の私(稚拙ながら、作り上げることは作り上げていた)が製作を途中で放り出したほどのキットの完成には、やはり大変な時間と労力が必要でした。でも、手がかかる分、完成すると、当時「脚が短すぎるのを除けばベストスタイル」と評された迫力あるスタイリングが、今見ても良い感じに思えますな。
<その3はこちら
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重戦機エルガイム ~その1

 人の恨みは根深く、殺し合いに至ることも少なくありません。しかし、それだけにとどまらず個人間の恨みが、社会レベルでの革命・内戦、国家レベルでの戦争にまで至ってしまうこともあります。「重戦機エルガイム」は、そんな人の業を描いた作品です。
「重戦機エルガイム」は1984年2月から1985年2月まで放送されたTVアニメシリーズで、同枠だった「戦闘メカ ザブングル」「聖戦士ダンバイン」に続き、「ガンダム」の富野由悠季氏が監督を務められています。が、「エルガイム」は珍しく難解な“富野色”が薄い作品です。若手アニメーションスタッフの育成のためとかで、富野氏主導じゃなかったからみたいですな。おかげで、ストーリー展開はわかりやすいのですが、話の奥深さという点では若干乏しい感もあります。
しっかーし、この「重戦機エルガイム」の魅力は別の所にあるのです。そう、それはメカ。かの永野護氏がデザイナーとして世に出た作品こそこの「重戦機エルガイム」であり、また現在も しつこく 頑張って続いているマンガ「Five Star Stories」(長期休載中…)の原点もまたこの「重戦機エルガイム」なのです。重戦機=Heavy Metalなんすが、「FSS」世界のロボット・Mortar Headがこれをもじったのは明らかですし(イニシャルを逆にしてある)、「FSS」第二部はほとんど「エルガイム」ですしね。あと、「重戦機エルガイム」ではキャラクターデザインまで永野護氏が担当ですし、舞台となるペンタゴナの世界観を構築したのもそうだという話ですので……まぁ、原点というよりはそのものといった方が的確かもしれませんな。
今回は「その1」として、前半のあらすじについて書いてみます。オープニングは、主人公ダバ・マイロードとその親友ミラウー・キャオが辺境中の辺境から出てきたところからとなります(但し、2人の故郷は最後まで描かれません)。2人はベースマシン“ワークス”に1台のHeavy Metalを載せており、これがあちこちで騒動を引き起こしていくのですが…このHeavy Metalが“エルガイム”で、実はとんでもないマシンなんですな。で、その性能の高さ故に軍(正規軍。例の如く腐敗しているw)の知るところとなり、また現体制に反抗する反乱軍にも知られることになって、ダバたちは惑星ミズンの反乱軍に身を投じることになります。これらの行動は成り行き任せって感じで描かれるのですが、実はダバの思惑通りだったりします。その辺りの事情は後半になって明かされていきます。
 で、辺境から出てきたハンドメイドのくせにやけに強力な主役Heavy Metal・エルガイムの前半の対抗馬となるのが正規軍のHeavy Metal・オージェっす。腕全体を覆うラウンドバインダーが特徴で、本来なら最強クラスのHeavy Metalなんですが…ストーリー展開上の都合でショボい扱いになってます(はっきりいってヤラレメカに近い)。その1/100モデルが下の写真。本当なら主役エルガイムのプラモデルをここで紹介すべきなんですけど、手元に完成品がないのでできません(むかーし、1/100モデルを作ったことがあったのですが、破棄しました。残っていたとしても、ここで公開できるようなデキではないですw。新品キットは調達してあるのですが、放置プレイ更新中)。つーわけで、とりあえず完成品が現存するオージェに登場してもらいました。
「重戦機エルガイム」も例のようにプラモ化はバンダイが担当してまして、その1/100モデルは“フルアクション”を名乗り、相当気合いが入った作りになってました(当時としては)。今でこそ内部構造再現なんてフツーのことですが、バンダイが可動する機体内部構造を本格的に再現したのはこの「重戦機エルガイム」のプラモデルシリーズが最初だったんじゃないですかね(※その昔、ガンプラに“メカニックモデル”というのがあったんですが…あれは単に内部をハリボテで作ってみただけで、構造を再現したものではないんです)。この1/100オージェでは、ランダムスレート(※飛行安定板のことで、オージェでは脚部後ろ側の装甲がそれ)開放でムキ出しになる脚部ムーバルフレームを金属パイプなどを使って再現しています(4枚目の写真)。その点では、現在のPGやMGモデルの原点といえるかもしれませんな。
まぁ、キット自体は20年以上前のものにしては立派なデキなんですけど…この作例のデキはよろしくないですな(苦笑)。何せ、このオージェを作ったのは10数年以上前。もちろんエアブラシなんて使ってなかったので、総筆塗り仕上げw。それ以前に、あちこちの仕上げが超ザツw。そのヘンは若気の至りということで勘弁して下さい。
<その2はこちら

「お前を殺して、俺も死んでやる」?

 「重い話」は書いてて疲れるし、アクセスは激少だし、もういいや、と思っていたら…
・16日、米バージニア工科大学で銃の乱射事件が発生、犠牲者は32人に達した。犯人とみられる男(韓国籍・23)は同学内で自殺。男の部屋から同級生たちを罵るメモが発見されている。
・17日午後7時50分ごろ、長崎市の歩道で伊藤一長 長崎市長が短銃を持って待ち伏せしていた能力団幹部の男(59)に背後から2発撃たれ、18日午前2時、出血多量のため収容先の長崎大付属病院で死亡した。男は長崎市とトラブルを起こしており、調べに対し「市長を撃って、自分も死のうと思った」と供述。
・17日午後8時すぎ、和歌山市の寝具店経営の男性から通報があり、和歌山西署員が駆けつけたところ、男性の妻(63)と職業不詳の男(70)とが倒れていた。妻は意識不明、男は間もなく死亡した。同署は、遺産相続でトラブルとなっていた男性の妻を撃った後に男が自殺したとみて、捜査中。
・今日午前10時半ごろ、京都市の22歳の女性が胸をナイフで刺されて倒れているのを帰宅した母親が発見。女性は意識不明の重体。また近くの市営団地で、女性の知人の男(26)が倒れて死亡しているのが発見された。女性と男は交際していたといい、京都府警は男が女性を刺して自殺を図ったとみて捜査中。
 
 ……短期間に何ですか、この有り様は。また書かざるをえなくなったじゃないか(怒)。
 「アメリカの大学で銃乱射」ってのは“珍しくない”ですし「アメリカじゃ、しゃーないか」とも思いました(犯人が韓国籍ってのが今までのとは違うけど…それ故に、外見が近い日本人留学生はいい迷惑だよなぁ)が、翌日には選挙活動中の現職市長が射殺され、しかも発生したのは日本の長崎。さらにはほぼ同時刻に和歌山でも銃撃&自殺事件?なんて物騒なんだ、我が国も。その上、今日は例の如く女性が刺されて、交際相手が自殺っすか。
 「お前(ら)を殺して、俺も死んでやる」ってパターンですな。これらの事件に限らず、最近多いっすよねぇ。同じようなの……
 人間生きていれば、憎たらしい他人に出くわすこともあるし、それが恨みに昇華することもあります。「殺してやる!」と思うことだってあるでしょう(※そう思っても「やめておこう」って思うのが大事なんだと思いますよ、私は)。でも、それほど恨めしい相手を殺すにしても、その後「自分も死ぬ」ってのはどうなんですかね?私なら、そんな恨めしい相手と心中する(=一緒に死ぬ≒お手手つないで仲良く死ぬ)ような真似は絶対したくないですな。殺しても平然としてるか逃げるのが普通でしょうし、逃げないなら自首すると思います。
 しかし、この犯人たちは殺害を実行するほどに恨めしい相手と心中することをわざわざ選択してるわけです。たぶん、「俺だけが死ぬのはバカバカしいから、あいつも殺そう」ってつもりなんでしょうな(本人は理解してないかもしれない)。それが、実に潔くなく、極めて卑怯で卑劣な行為だと気づくこともなく(もしかすると、こういう輩は「こんな俺ってカッコいい」って思ってるのかもしれない)。
 冗談じゃないぞ。どこまで幼稚勝手甘ったれなのか。だったら、「テメェだけ死ね!」ですよ。
 これらの事件は、実は加害者が殺害する対象の順番を変えるだけで、ただの自殺事件で済んだのです。加害者がほんのちょっと大人だったら、(バージニア州は知らないけど)日本では誰も犯罪者にならずに済んだんですよ。じゃあ、犯人たちはなんでそんな簡単なことに気づかないのか?
 最近、政府やマスコミ含め「何事においても自分は全く悪くない、悪いのはみんな他人や会社や役所や社会全体」って風潮ですが(特にマスコミ…加害者を直接非難せずに役所とか会社とかを必要以上に非難し続ける態度、何とかしてくれ!)、これもその一環でしょう。だから犯人たちは「俺が不幸なのは、みんな○○のせいだ」になって「俺様がその不幸のせいで自殺するんだから、○○も死ぬのは当然だ」とか考えてしまうんですよ。
 他人に責任転嫁できる場合なんてのは極めて限定された場合であって、自分の周りで起こった事象のほとんどは自分に責任があるんです。それが「自由社会」に生きる者の「責任」ってことでしょう?そんなことすらわからないような犯人の幼稚な人間性を最も強く非難すべきですが、そんな人格形成を煽り、しかも「一人前の男」として扱ってきた社会の甘さも副次的には非難されるべきでしょうね(もちろんその社会の構成単位である私自身も)。
 
 「他人のせいにしない」というのは社会ルールの基本中の基本です。が、もはや現代においては政府公報でも公共広告機構でも何でもいいからTVを通して改めて啓蒙すべきなんじゃないですかね?こういうことは躾とか教育で何とかするもんなんですけど、そんな段階はもう過ぎ去り、TVを通して一々刷り込まないといけなくなった……そこまで病んだ社会になってしまったんだとそろそろ自覚すべきですよ、私たちは。

最低投票率制度は必要だ

 今朝の朝日新聞に「(世論調査で)国民投票法案について79%が最低投票率は必要(と答えた)」という記事が載りました。
……このへんはさすが反政府的な朝日新聞と言うべきでしょうかねw。フォローが早い。
この国民投票法案については、与党案(自身による修正案)の他に、民主党独自の修正案もあるのですが、どっちも国民の承認は有効投票数の過半数だけで成立し、最低投票率とかの制限はなしで共通なんですよね。
与党案は当然「憲法改正ありき」ですから改正しやすい法案にするに決まってます(※先に書いた通りで、自民党&公明党なら組織票だけで過半数が得られる可能性が高いのです)。問題なのは民主党案ですな。与党案に対する修正案なんだから、“違い”が目立たないといけないのに、今回の世論調査の結果によれば最も国民にウケたであろう“違い”を無視したわけです。ここで「民主党の修正案には、最低投票率規定がありますよ」ってなれば「おおー、やるな民主党」って思う人が少なからずいたというのに……つくづく民主党ってそういうセンスないですよね。
「最低投票率制度なんて作ったら、棄権されるだけで廃案になってしまう」なーんてのが与党や民主党の改憲派の言い分ですけど、詭弁ですよ。前に書いたように、最低投票率に達しなかったとしても、そこで確定することなくそのまま再投票になるという制度にしとけばいいだけのことです。「再投票にすると税金がムダになるじゃないか!」?……バカバカしい。損するのは政府や国会議員じゃなく、税金を払って投票の主体となる国民の方です。いいじゃないですか、税金かけまくって何度でも投票させれば。憲法変えるか変えないかという極めて重要な投票に行かない輩なんてのは、罰金刑科したっていいくらいです(私はむしろ義務投票制にして科すべきだと思いますよ、罰金)。余計にかかった税金は無責任な国民全体に対する罰金、それでいいでしょ?「投票率が上がったら、改憲の障害になるから困る」ってだけなんですよね、本当は。与党だけじゃなく民主党までもが「都合の悪い愚民どもは投票には行かないでね~」てな具合で、主権者として最終判断権者となる我々一般国民をバカにしてるんですよ。
この話に限らず、民主党は自民党を倒して政権奪取しようというなら、自民党とは根本から考え方の違う党になり、そこをはっきりと国民に見せるべきです(※「“左”になれ」って言ってるんじゃないですよ。あくまで保守ながら対立していけってことですので、あしからず)。小手先だけのことをやってるかぎり、政権奪取など夢のまた夢だといつになったら気付くんでしょうねぇ?大して違いがないなら「実績がある自民党にしよう」って考えますよ、国民は。……腐った各種労組が貧乏神みたいにくっついてる限り、民主党に変革なんてムリかな。はぁ……
 ……あー、またアタマ痛くなってきた。こんなこと書いてるから風邪を引いて、まだ直んないのかもしれないw。「趣味悠々」見たらさっさと寝よう。

寝込む

 頭痛がして寒気がして熱が上がって咳き込んで気持ち悪くなってゲ(以下自粛)。
 風邪ですかねぇ。今年はインフルエンザがまだ流行中らしいので、そっちかもしれないか。ずっと作ってたプラモデルがやっと完成したので、気が抜けたのがまずかったかな……
 土曜の夜はXbox360のDOA4で“ロビだら”メンバーとだらだら徹夜するのが恒例なのですが、途中でリタイアせざるを得なくなってしまったのが残念だったっす。
 
 あー、皆様もお身体は大切に。

国民投票法案

 憲法改正に関わる国民投票法案が衆議院本会議で可決され、参議院に送られたらしいですな。
 おかげで今朝の朝日新聞は「なぜ憲法改正を急ぐのか」「廃案にしてしまえ」と大騒ぎしてて面白かったわけですが(単に「反政府的だから」と朝日新聞をコケにする人が最近増えてますが、だからといって情報源としての価値も下がるわけではありません。たしかに左に寄りすぎとは思いますけど、反政府的内容だからこそ得られる情報もあるのです。何でも政府礼賛の新聞の方が、私にとっては価値のないものですな。そんなのが良いなら、北朝鮮行って、あそこの国営放送でも見てればよろしい)、私は前にも書いた通り「国民投票法なんてのは現行憲法が施行されたらすぐ作るべきだった法律で、今までなかった方が余程憲法をないがしろにしている」と思ってますから、国民投票法案が成立するならそれ自体は喜ばしいことだと思います。
 ただ、問題なのはその中身です。注視すべき点はいくつかありますけど、一番考えないといけない点としては、憲法96条1項には「国民…の承認には…その過半数の賛成を必要とする」とあるわけですが、この“過半数”ってのが総有権者数の過半数なのか、無効票も含む総投票数の過半数なのか、有効投票数の過半数なのかってことです。数が全然違ってくるからです。もし、政府案のように“有効投票数の過半数”で足りるとすれば、昨今の低い投票率からすると全有権者の4分の1を超える程度の賛成を集めれば憲法改正も可能ってことになりかねません(※投票率が50%をちょっと超える程度だったら、それで充分過半数になりえます)。そうなると、与党のいわゆる“組織票”だけで足りてしまいます。それどころか、究極的な場合、誰も投票に行かなくて、安倍総理(※あと5年くらい政権がもったと仮定)が投じた賛成票1票だけだったとしても反対0で過半数になりえますな……冗談じゃないですよ、たった1票で「国民の承認を得た!」なんていわれた日には。そんなことにならないためにも、“有効投票数の過半数”で成立させるなら最低投票率設定を高くするなど条件をつけるべきだと思うのですがねぇ(特に今の日本みたいな無関心無責任な国には必須。個人的には「投票率が75%なければ何度でも再投票」ぐらい厳しくすべきだと思う。もしくはこの国民投票に関しては義務投票制にするとか)。
 「法案が成立するかしないか」なんてのは、与党が数で強行採決しちゃえば終わりなんだから、安倍政権が法案を成立させるために提案した以上成立は避けられんのです。つまりはどうでもいいことじゃないですか。なのになぜ日本のマスコミはそんなつまらないことの成否に拘るばかりで、内容面で重大な問題を取り上げないのでしょう?丁寧に説明すれば、問題点を理解できる国民は相当数になるはず。「こんな法案はおかしい」というのなら、法案に潜む問題点を書き連ねるべきでしょう。それを「採決のやり方がなってない」「とにかく憲法改正したいだけだ」「民主主義に反する」……情けないですよ、私は。

柳生十兵衛七番勝負

 今回もNHKの番組なんすが、木曜時代劇「柳生十兵衛七番勝負 最後の戦い」を見ています<公式ページ>。隻眼の剣豪・柳生十兵衛を村上弘明氏が演じてて、カッコいいんすよこれが。
 「柳生十兵衛七番勝負」は今回が3回目。最初のシリーズは駿河大納言忠長(三代将軍・徳川家光の実弟。謀反の疑いで切腹させられた)の復讐のため、家光政権転覆を謀る話。2回目のシリーズは、有名なキリシタンによる大反乱「島原の乱」に絡む話。そして今回は…たぶん、「由井正雪の乱」の話ですな。
 「柳生十兵衛七番勝負」では由井正雪(※劇中では“由比”表記。また、第2シリーズまでは「由比富士太郎」と名乗っている)が毎度毎度出てきまして、毎度毎度将軍家光失脚を狙う筋書きを書いてるんです。いやはや「島原の乱」まで彼の描いた筋書きだったとは……知らなかったw。ぜひ歴史の教科書を書き換(ありえませんので以下自粛)。で、そんな物語上極めて重要な人物・由井正雪役はというと、最初のシリーズは佐々木蔵之介氏(「風林火山」で真田幸隆を演じてますな。真田幸隆は真田幸村の祖父にあたる武将っす)だったんですが、なぜか第2シリーズでキャスト変更になり、和泉元彌氏にw。あー、笑っちゃいけませんな。立派な狂言師なんですよね、和泉流宗家のww。あれ、おかしいな、大河ドラマ「北条時宗」で時宗やってる頃は良かったのにwww…………なーんか、もう、こんな感じで、「柳生十兵衛七番勝負」はシリアスな話なのに、由井正雪が出る度に可笑しいです。彼が真面目な顔で演技してること自体、実に可笑しい。おかげで、時代劇なのに極めてダラけた状態で見てしまいます。今回は物語を引き締めてきた十兵衛の父・柳生但馬守宗矩役の夏八木勲氏がいない(但馬守が冒頭でいきなりお亡くなりになった)ので、余計にそうなのかも。
 でも、まぁ、実際の由井正雪も立派な軍学者なれど、やったことはといえば天下のお騒がせ。案外、適役なのかもしれませんな。