復活の朝青龍関

 今日は大相撲初場所の千秋楽でした。今場所は稀代のヒール(悪役)となってしまった横綱・朝青龍関の復帰場所、「国技を侮辱した」のなんのと騒ぎ立てた日本国民は冷ややかな目で見るのかと思いきや……
 連日民放ニュース番組は朝青龍関の取り組みだけを放送し、
 朝青龍関の動向も逐一報道され、
 共に13勝1敗で千秋楽を迎えると決まれば「5年4ヶ月ぶりの横綱相星決戦」とはしゃぎ、
 その決戦では東の横綱・白鵬関が勝って優勝と実に予定調和的な結末を迎え、
 国技館は連日大入り(うち7日が満員御礼)。
 
 初場所は、興行的には大成功となりました。日本相撲協会としては、「してやったり」といったところでしょうか。
 当の朝青龍関は、2場所休場のブランクを何とかカバーしながら勝ち星を積み重ねていったのがさすがですね。優勝こそ逃しましたけど、謹慎前と同様に「横綱」としての重責を十分に果たしたと言っていいと思います。立派ですよ。
 しかし……こぞって「横綱の品格」だの何だのと朝青龍関に対して執拗な個人攻撃をしたマスコミや、それにほぼ同調していた世論の扱いは、今日の時点では「悪役」どころか「帰ってきた英雄」みたいですな。問題視された朝青龍関の態度が改まったようにはとても思えませんでしたけど、世間の扱いは180度変わってしまって「朝青龍、よくやった!」みたいな空気が充満しているように感じます。この差は何?世間の意識は「年が変わったんだしぃ、いいじゃん」って軽いノリなんでしょうか。
 だったら、あの騒ぎは一体何だったのでしょう?こういうことになるのなら最初からバッシングなんてしなければいいのに、ってつくづく思いますよ。ああいう社会(=大人)の集団いじめみたいな行為は、子供に良い影響を与えるわけないんですから。本当に競技を汚すような行為をしたならともかく(去年はそういう人が本当にいましたから……あのバッシングは仕方ないと思います。でも、あっちもうやむやになってる感はありますな)、“品格”とかいう曖昧でどうとでも解釈できるような概念で務めを果たしている人をけなすなんてことは、もうこれっきりにしてもらいたいものです。
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