ガンダム無双 ~その2

 ジュドー編は、“OFFICIAL MODE”で最初から選べるんですが、MISSION 02までしかありません。今回の「ガンダム無双」ではプレーヤーの能力値が使用キャラの能力値“パイロットレベル”と登場モビルスーツに対するキャラの熟練度“モビルスーツレベル”によって決定されるのですが、ジュドー編ではMISSION 01をZガンダムで戦い(一度クリアしない限り、機体の乗り換え不可)、MISSION 02でいきなりΖΖガンダムに乗って最終決戦に望むという形になります。つまり、ジュドーのΖΖガンダムに対する“パイロットレベル”を上げられないまま、凶悪なハマーンのキュベレイと戦うことになるのです。これが辛い。MISSION 02の中で3度ハマーンを退けてやっと最終決戦なんですが、その最後のハマーンがやたら強くて、もう死ぬ死ぬ(当然防御はしっかりやった上で、ですよ。「EASY」なのにw)。シロッコ編では、ジ・Oが強力だったんでシロッコの“モビルスーツレベル”が低くとも苦労しなかったんですが、ΖΖガンダムは中途半端で…結局、「体力的にやばくなったらその場から逃げ、ステージ内にある回復アイテムを取りに行って、回復後に再戦すればよい」って気づくまで死にまくりました。まぁ、体力回復しつつってのは「無双」では普通のことなんですけど、それまで回復せずとも何とかなってたので、つい熱くなってしまい、ストレス溜まりまくりでした。
 で、ジュドー編クリアで解禁のハマーン編(MISSION 03まで)はキュベレイのオールレンジ攻撃が強く、問題なく終了。これで“OFFICIAL MODE”は全クリアっす。共通のステージが多いので、慣れてしまえば時間をかけずにクリアすることも可能ですな。
 “OFFICIAL MODE”通しての感想は…今ひとつって感じですかねぇ。原作に沿ったモードといってますけど、原作に照らすとおかしなところばかりが目につきます。「ガンダム」にしては登場人物が少なすぎるんですよ。ソロモン戦ではドズル中将、ア・バオア・クー戦ではギレン総帥の声と顔が出るだけでも印象はだいぶ違っただろうに(ケチったかw)。ことにPS陣営には「連邦vsジオン」「エゥーゴvsティターンズ」という再現度抜群のゲームがありましたから、あれらと比較するとどう見ても辛いものがあります。それにジュドー編の短さに代表されるような手抜き感がちょっといただけません。あんなテキトーに「ガンダムΖΖ」を作るなら、入れなきゃよかったのに。「G」「W」「∀」みたいに“ORIGINAL MODE”扱いにしてもよかったんじゃないですかねぇ。「BD-ROMは大容量!」と豪語するなら、PS3のゲームにはそれだけ分のデータを詰め込んでもらいたいもんですな。
 あと、システム的にも「どうかなぁ」って点がいくつか。まず、攻撃連携が5段(4段しかないように思えるけど、マニュアルによれば通常は5段みたいっす)までしかないってのがもの足りません。ブーストダッシュとか「三國」「戦国」とは違った連携パターンもあるんで、「通常攻撃でも10段あるのは当然だ」とは言いませんけどね…ちょっと寂しいっすな(このあたりはお得意の「猛将伝」的追加ディスクで補足するつもりなんですかねぇ?)。それに、フィールドシステムを採用し、そのフィールドを占拠するのが面倒な割にはあっさり奪還されちゃうのがなんとも言えず不愉快っす。隣接フィールドも落とすことで多少耐久力が上がりますけど、落とされる時は本当にあっさり落とされます。「Empires」の拠点より数段持ちは悪い。敵が湧いてくる勢いがこちらの何倍もあるので、当然と言えば当然なんですけど…「やばいから助けに行けー」みたいなことを通信でピーピー言われるといい加減腹が立ってきます。そうそう、その通信で「あっちへ行け」「こっちも行け」みたいに矛盾した命令下されるのもイヤですねぇ。
 こうして不満点を並べてみるとわかるのですが、このゲームは「三國無双」よりも「戦国無双」に近い感じがします。私はお手軽な「三國無双」が好きで、あれこれ苦しめらめる「戦国無双」は嫌いなんで、「戦国」に近い「ガンダム無双」も批判的に見てしまうのかもしれません。まぁ、なんだかんだ言ってもプレイし続けてるわけですから、ゲームとしては十分面白いんですけどね(初代「戦国無双」はイヤになって投げましたからw)。
 
 さて、今度は“ORIGINAL MODE”ですな。で、今日からロラン編を始めて見たんですけど…ん?何か、こっちは面白いかも。これについては、後日“ORIGINAL MODE”をやりこんでから書こうと思います。

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