モラトリアム

 モラトリアム……歴史の授業で出て来た言葉が、このご時世にまた出てきました。
 モラトリアムとは天災などで金融に混乱が起こることを抑えるために手形決済や預金の払い戻しを一時的に猶予することをいうみたいですが、今回のは中小企業の借金返済を一時的に猶予しようとするもののようなので、微妙に性格が違う気がします(本来は金融システム安定化のため、今回のは借り手救済のためって感じ)。
 たしかに、今の“未曾有の不況”下では、中小企業の資金繰りは非常に厳しいかと思います。「それを救済するのが政治の務め」といえば、そうかもしれません。
 しかし、お金の貸し借りは、契約(有償消費貸借契約)です。期限が来たら利息を付けて借りたお金を返すと当事者間で約束したからこそ貸し借りが成立したのであって、約束したことは守るのが大人の責任です。約束を破ることを法律で許すなんてことは、そもそも大人のすることじゃありません(モラルハザードってやつです)。そして、今の経済は「貸した金は返ってくる」という期待の下に成り立っています。バブル崩壊もサブプライムローン問題もその期待が裏切られたが故に、起こりました。一時的であるとはいえその期待を反故にするような法律を作るってことは、政府自らバブル崩壊やサブプライムローン問題のような混乱の引き金を引くかもしれないということです。その危険性を、現政権は分かってるのでしょうか?
 また、“未曾有の大惨事”であった関東大震災の際のモラトリアムでは猶予期間が30日間、本当の“恐慌”だった昭和金融恐慌の際でも猶予期間は3週間でした。にも関わらず、亀井金融相は猶予期間を3年間とか言ってます。こんな長期間返さなくてもよいとしていいものでしょうか?借り手の側にとってはありがたいかもしれませんけど、貸した銀行の側からすればその間に期限が来る債権は返ってくるはずなのに返ってこない債権、つまり「不良債権」となります。バブル崩壊後、血税などそれこそ“血の涙”を流して償却した「不良債権」が突然湧いてくるわけで、そうなれば銀行の自己資本が減ります。ただでさえ最近の国際会議で自己資本増強を強く求められてる中、世界中で日本の銀行だけ余計に増やさないといけないとなるとその資金調達も非常に厳しいものになります。大銀行が倒産してしまう、その恐怖がこの国を再び襲う結果になるかもしれません。その危険性も、現政権は分かってるのでしょうか?
 さらに、本当に実施されて3年間も借金を返さなくてよくなったら中小企業は苦しみから解放されるかもしれません。が、本当にそれだけでしょうか。「借金の苦しみから解放される=みんな健全になる」ではないってことは、今までこの国で何度も行われてきました。一番最近の例は東京都の「新銀行東京」です。「中小企業を救う」という大義名分がいかにアヤシイ話かって、あの銀行を見て学んだんじゃなかったんですか。その3年の間にタチの悪い企業が計画倒産していった場合、そのツケは東京都同様民衆にまわすつもりですか?私はイヤですよ。
 それにですな、今までに貸した金が3年間返ってこないとなったら、銀行は改めて融資しますかね。私が銀行なら、少なくともその3年間は融資凍結ですよ。そうなれば、中小企業が今年度は融資金でなんとか決算出せたとしても、来年度新たに借り入れができなくなって、その時点で結局倒産するしかないんじゃないですかな。他の銀行に駆け込んだって、「不良債権」を抱えさせられてるのに新規融資などするわけありませんし。「中小企業を救う」とか言っといて、実際は「中小企業の首を絞める」本末転倒な結果になるんじゃないですか?
 
 今回のモラトリアムは、まったくもっておかしい話だと思います。特に、これを主導しているのが民意を得た民主党ではなく少数政党の(党首も幹事長も落選した)国民新党であることがおかしさを増幅しています。これが民主党の言う「国民主権」「政治主導」であるならば、やはり官僚主導の方がずっとマシと言わざるを得ませんよ。
 そして、おかしいことを追及しないマスコミもおかしいですな。「子供手当て」云々より、はるかにとんでもない話なんですが、そんなこと一言も言いませんね。麻生政権の時の調子で追及すればそれで十分なんですけど、その気配すらないのには笑ってしまいます。「亀井大臣個人の暴走劇」みたいに茶化すだけ。そんなことで「真実を伝える」なんてよく言えたもんだ(ま、いつものことですけど)。
 まだ法案化すらされてないことなので具体的な話はこれからなんですが……本当に実施するつもりなのか、どこまで猶予してしまうのか(私的には、やらないのがベストだけど、やるにしても「元本返済を来年度いっぱい猶予」が限界だと思ってます。それ以上やったら混乱必至)、鳩山首相のお手並み拝見ですかね。
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不可解なソニー

 ソニーが新型デジタル一眼レフ・α550<メーカーページ>を発表しました。300番台の“入門機”とフルサイズな“上級機”α900の間の“中級機”ですけど……他メーカーの“中級機”と比べると、かなり見劣りする気がします(スペックは取り繕ってありますけどね)。まぁ、α的には“中級機”だと「7」がつけられるのに今回は「5」なので、当然と言えば当然なのかもしれませんが。
 そして、海外では発売されるα900の廉価版・α850が国内ではやはり発売されないようですな。α700の後継機を出さないというのなら、国内でも850を出した方がいいような気もしますけど……D300やEOS 7Dのような「中の上」クラスからは退場するんですかねぇ、ソニーは。それに、「女性用」と割り切ってるのかもしれませんけど、300番台の三兄弟もカメラとしてはよくわからんものになってますし……何がしたいのやら。
 
 デジタル一眼レフ「α」もそうなんですけど、なんか最近のソニーって全てにおいて考えてることがよく分かんないんすよね。
 ソニーは今年初めに裏面照射型CMOSセンサー(「Exmor R」)を搭載した革新的HDDビデオカメラ・HDR-XR520V/500V<メーカーページ>を発売しました。4月には“最強ウォークマン”としてNW-X1000シリーズを発売、フルデジタルアンプ(「S-Master」)とか有機ELディスプレイとかこちらも新技術てんこ盛りで、私も購入し実際使ってみて改めて感心しました。他にもブルーレイレコーダーに独自の高画質化回路(「CREAS」)を搭載してたりして、他社製品より多少高価でもそんなの気にならない魅力を持つ製品を出す、そんな「技術のソニー」「古き良きソニー」に戻っていくのかなと私は思ってました。
 だがしかし、昨今のソニーはというと、
○赤字続きの液晶TVは、なりふり構わぬコストダウンを図ってて、最上級機を除いて「手抜き感」溢れる製品群になってしまっている。
○HDR-XR520V/500Vのメモリ版・HDR-CX520V/500Vは、液晶モニタなどコストダウンが目につく仕様になってしまった(他社製品に対するXR520V/500Vの「突出感」消滅)。
○ウォークマン・X1000シリーズをプレミアム価格で売っといて、さして性能が変わらず容量は多いのにより安価なA840シリーズを投入(最上級「X」の面目丸つぶれ)。
○UMD廃止という暴挙ともいえる改革をしようとしている「PSP go」が26800円で売りに出される直前になって、現行PSP-3000を16800円に値下げ(その差額、実に10000円。UMD資産の扱いもTGSで発表されず、「go」は誰にどう売りたいのか全く不明に)。
○新しい薄型PS3が国内でも好調な売れ行きを示す中、キラーコンテンツである「まいにちいっしょ」を今年度をもって終了(「週刊トロ・ステーション」に変えるだけとは言ってるけど……)。
……何なんですかねぇ、これ。今年前半抱いていたソニーに対する「期待感」が、ここ2ヶ月くらいで私の中から消えてしまいましたよ。どんどん自滅していくみたいで、すごく「不可解」です。
 ソニーは今年度から大規模な機構改革を実施しましたけど、その結果がこれらのことなんですかねぇ?まぁ、世界中不景気なので、他のメーカーの製品を見ても「何かおかしい」って思うことは多々あるんですけど……それにしても、ソニーは今年前半と後半とで落差が大きすぎる。
 「不可解なソニー」じゃなく、あくまで「技術のソニー」であってもらいたいと思います。いろいろ事情はあるんだろうけど、ソニー開発陣の皆さん頑張ってください。

TGS2009閉幕

 「東京ゲームショウ(TGS)2009」が、今日閉幕しました。
 ……期待してたサプライズ、なかったですな。つーか、ゲームショウらしい発表したのってSCEだけなよーな?任天堂はWiiの値下げを発表したけどそれだけだし、MSに至っては何も発表してないんじゃ……不況ってのは、こういうことなんですかねぇ。
 これじゃ年末年始商戦は、盛り上がりそうにないなぁ。こうなると、「FF13」が唯一の目玉ソフトになって、PS3圧勝……ってなるんでしょうか。つまらん。
 まぁ、今年のゲーム界は秋が豊作だったので、いいんですけどね。たぶん、私は「テイルズ・オブ・ヴェスペリア」と来月発売のPSP版「グランツーリスモ」に「Forza Motorsport 3」を消化するので今年いっぱいかかってしまうでしょうからw
 
 ま、来年ですな。

TGS2009開幕

 「東京ゲームショウ(TGS)2009」が、今日から開幕しました。世界的不況の中でのTGSでありますが……今年はどんなサプライズ発表があるのやら。
 とりあえず、今日の目玉は、WiiとPSPの値下げ発表ですね。あと、PS3の「グランツーリスモ5」の発売日が来年3月と発表されたことぐらいかな。「Go」発売直前になっての現行PSPの値下げはちょっと驚きましたけど、WiiとGT5は「まぁ、そんなもんかな」って感じです。明日以降にあるであろう、MSの(何らかの)発表に期待しよう。
 
 で、TGS開幕に合わせXbox360用レースゲー最新作「Forza Motorsport 3」のデモ版が公開されたので、早速ダウンロードして遊んでみました。
 MSはデキにかなり自信持ってるみたいですけど、やってみて「たしかに、こりゃスゴイかも」と思いましたね。グラフィックは「GT5 プロローグ」に似た感じの処理になった気もするけど、キレイなのはキレイだし、クルマの汚れ方とか壊れ方とかは笑えるくらいきっちり表現されてますな。操縦もかなりシビアなんだけど、適度な“ユルさ”も持ち合わせてるところは前作同様で好感持てますね(この点、「GT5 プロローグ」はシビアなだけなので、あんま好きじゃないです)。あれこれアシスト機能も付いてて、初心者にも前作以上に配慮してるところもイイ感じかと。
 本編がどうなってるのかわかんないですけど、デモを見る限り、前作よりとっつきやすいゲームになってそうですな。前作には残念なところもありましたけど……とりあえず、私は「3」を予約購入しますよ。

「機動戦士ガンダム戦記」PS3版

 「機動戦士ガンダム戦記」の「FREE MISSION」連邦軍プレイでの最難関ステージ「巨大な熱源反応を調査せよ」のビグザム、散々苦労しましたが、オフラインで何とか倒せました。
 アレックスにロケットランチャー装備して出向いたけど、話にならず、任務失敗を延々繰り返し、挫折。プロトタイプガンダムに買い替えて挑むも挫折。ガンダム7号機を買って挑むも挫折……これには、さすがに落ち込みましたよ。最終的に、自分はガンダム専用サーベルⅢx2が装備できるプロトタイプガンダムにしてハイパーバズーカx2も装備、僚機はアレックスとガンダム7号機でハイパーバズーカx2+クゥエルサーベル/コマンドシールド(PS)装備として火力を圧倒的に強化、自分はザクを減らしつつ「目標破壊」コマンドで僚機を先にビグザムに突っ込ませ、その間にビグザムの上からバズーカ打ちながら懐に入り込み、脚をサーベルで斬りまくって倒す。で、1体倒すごとに補給し、「僚機を突っ込ませ…」を繰り返して、3体目のビグザムまで撃破。あとは残ったMS(ゲルググ系が、実はムチャクチャ強い)を掃除して、何とかステージクリアすることができました。
 クリアこそできましたけど……シャレならんすよ、これ。ノーマルでこれじゃ、オンラインの協力プレイでもかなり厳しいんじゃないのかなぁ(役割分担すりゃ、楽勝なのかな?)。連邦のオペ女は“詐欺師”じゃなく“人殺し”だと思います。出撃させといて「(相手は)化け物だ」とか言うなあぁぁ!(マジで殺意湧きまくり。ジオンの素人娘の方が1000倍マシ)。
 先に「SCENARIO」の残りステージを全部クリアしといたので、これにて「全ミッションコンプリート」達成
ガンダム戦記_2
と相成ったわけですが(「マスドライバー偵察任務」がオープンにならず残ってたんですけど、なぜかトロフィー貰えました。その後「マスドライバー偵察任務」もクリアしましたけどね)……本当に疲れました。もう、いいっす。
 
ガンダム戦記_1
 この「機動戦士ガンダム戦記」ってゲーム、一言で言えば「とにかくストレスが溜まるゲーム」だと思います。右スティックで操作して敵を視界内に入れないと何もできない(このため、視界外のMSにメッタ斬りにされてて何も分からず死ぬ、なーんてことも当たり前に起こる)ことから始まって、使えない遠近切替式レーダーにロックオンシステム(手動もオートも関係なし。遠くの敵ばかりロックするって何なの?)、そこそこ優秀な敵に比べあまりにバカで使えなさすぎる僚機(命令しても、ほとんど聞きません)、それにオンラインも部屋の検索システムがなってないなど、いろんな点で作りが「不親切」なんですよ。おかげで、ストレスが溜まりまくります。キレやすい人には不向きなゲームですな(私は何度かキレました)。
 MS戦自体は楽しめるんですけど、あくまで複雑な操縦システムに慣れるのが前提ですしねぇ……「これから始めよう」って人には、個人的に全くオススメできません。飽きるのも早そうだし、「じっくりやりたい」って人にもあんまり勧められないかな。
 今から始めるというなら、大変なゲームであることを覚悟して始めた方がいいですよ。ま、ガンダム好きかロボット好きなら、それなりに楽しめるとは思いますけどね。

ジオン軍残党側シナリオ、クリア

 「機動戦士ガンダム戦記」、「SCENARIO」ジオン軍残党側もクリアできました。難易度はやっぱりEASY(ヘタレゲーマーですからw)。
 連邦軍シナリオはEASYでも随分苦労させられましたけど、ジオン軍残党ではそれほど苦労しませんでした。MS操縦に慣れたとかステージがどんなもんか把握してるってのもあるかもしれませんけど、単純に連邦軍シナリオより難易度が低いんだと思います。オーガスタの「水天の涙作戦」だけEASYなのにやたら厳しかったけど、それもイフリートの機動性能で何とかなるし、宇宙に上がるととんでもない支援が来るし。
 あとは、全ミッションコンプリートを目指すかな。問題になりそうなのは、フリー連邦のビグザムか……あれは何度やっても倒せないんすよね。1人でも何とかできるといいんだけど。
 
 「ガンダム戦記」とは関係ないですが、行方不明になってた「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人さんの死亡が昨日確認されました。
 「クレヨンしんちゃん」は、ひまわり誕生ぐらいまではTVシリーズを見てましたし、原作の単行本も最初の頃の分は買って読みました。教育現場などでは「困ったアニメ」扱いだったみたいですけど、劇場版では(完全に大人向けの)優れた内容の作品が製作されたりもしました。原作も、子供の視点で大人社会を風刺する、センスに溢れたマンガだったと思います。
 おそらくは転落事故なんでしょうけど……本当に残念です。社会に貢献してる人が死ぬってのは……まったく。
 御冥福をお祈りします。

アレックス受領

 「機動戦士ガンダム戦記」の「FREE MISSION」連邦軍プレイ、連邦最強MS(たぶん。値段は一番高い)・RX-78NT-1 アレックスを受領しました。「FREE MISSION」ジオン軍残党側では既にMS-18E ケンプファーを手に入れてるので、これにて「ポケットの中の戦争」ペアが揃いましたよ。
 残りの目標は、「FREE MISSION」連邦軍の全ステージクリアですけど……アレックスを“シルバーウィーク”初日であっさり手に入れてしまったので、もうちょっと頑張って「SCENARIO」のジオン軍残党側もクリアしとこうかな。アムロのRX-78-2 ガンダムは……どっちでもいいやw
 
 景気を良くするための“シルバーウィーク”(※政府の目論見は「法律ねじ曲げて連休にしてやったんだから、パーっとカネ使えや」ってことです。「前の政権」の策ですが)ではありますが、私はお家でゲーム三昧ってことになりそうです。「ガンダム戦記」のほかに「ドラクエⅨ」もまだ進行中だし(ロクサーヌがついに仲間になりましたから、まだ続けますよ)、届いたばかりの「ヴェスペリア」もありますし。他にも、眠ってるソフトがいくつか……ははは、何とかしないと。
 あと、ずっとほったらかしになってしまってるブログネタをアップできればいいんだけどなー。こっちも何とかしないと。
 連休だってのに、結構忙しいな、俺w