筆が進まない

 最近、筆が進まない……というか「キー打ち」が進まないとでもいうのか、とにかく記事が書けません。目はそれなりに機能しているので書くこと自体に問題はさほどないのですが、思考がまとまらず、表現がアタマに浮かばず、以前みたいに長文だろうが何だろうが勢いでダーーーッと書いてしまうことができないのです。
 年初に書いたように、ネタはあったりします。「去年書けなかったこと」も実は「その1」から「その4」まである(写真は全部準備済みなんすよ)のですが……「その1」のニコンD700の記事は書くだけで1週間もかかりました。「その2」は、どう書こうかずっと思案中。「その4」は3月ぐらいまでたぶん書きません。今年のネタもあるんですけど、一昨日の時事ネタ記事でさえ書くのに2日かかる始末……いやぁ、目のことで日常に支障でまくり何事にも時間かかりまくり即ちストレスたまりまくりなので、ある程度は仕方ないとはいうものの、本当にダメダメですわ。
 とかなんとか思ってたら、いつの間にやら1月が終わろうとしているじゃありませんか。ああっ、なんてこったい。
 
 ……来月こそは、「去年書けなかったこと」の「その2」「その3」あたりをアップするようにしよう。

不景気

 世の中、不景気ですな。ホントに不景気ですな。
 F1撤退を決めたホンダが、今度はスポーツカー・S2000の生産終了を発表しました<公式ニュースリリース>。これにより、ホンダのラインナップからスポーツカーはなくなります。そりゃまぁ今の危機的状況で他の車種でも減産を余儀なくされてる中、ロクに売れないスポーツカーなんざ作ってる場合じゃないのでしょうけど……インテグラが消え、次期NSXの開発が中止され、S2000までなくなるとはなぁ。“スポーツのホンダ”のイメージは捨てるってことですかね?これはすなわち“ホンダの魂”を捨てることでもあるように私なんかには思えますが……それなら、いっそのことホンダは車種を新型ハイブリッドのインサイトにフィットとライフの3つだけにしてしまえばいいんじゃないかな。世界に先駆けて、デカいクルマなんざ作らず、不良在庫も一掃。すごく「環境に優しい」じゃないすか!
 それは冗談にしても、ホンダに限らず、どこもかしこも不景気な話ばかり。スバルもスズキもWRCから撤退するなどスポーツ活動から撤退する企業が続出、人員削減、工場閉鎖、開発費削減、開発中止……本当にヒドい。バブル崩壊後の90年代もこんな話が溢れてましたけど、ここまで急激じゃなかったですからね。この急降下の影響が今後どんな形で出てくるのか、ちょっと想像できませんな。
 個人的に心配なのは、世の「新製品」がショボいものばかりになってしまうことです。今発売されるものは金回りのよい時分に開発されていたものなのでまだ大丈夫な感じですが、先のスポーツカーみたいに個性的で尖った製品がなくなるだけじゃなく、開発費をケチって製造コストも極限まで落とした“手抜き”製品に変わっていってしまうんじゃないかと……そういう雰囲気は去年の段階ですでに一部の製品にありましたから、年度が変わるあたりからそれが露骨に現れてきそうなんですよねぇ。そんなことになると、冷え込んだ消費マインドがさらに凍り付く、なーんてことにもなりかねないので……そうならないように祈りたいです。
 なんか、政府は“景気刺激策”と称して国民にお金を配るとかなんとかやってますけど(本当は公明党による単なる創価学会票の引き締め策のくせに)、ああいう「ガッカリ」するようなことはあんまりしないで下さいね、メーカーの方々。

次期主力カメラ ~その3

 で、この「次期主力カメラ」で何か撮ったのかといいますと……もうアップ済みだったりします。実は「マクロス ゼロ Blu-ray Disc BOX」の記事<こちら>以降の記事の写真は、前もって用意してあったSV-51γ(ノーラ機)と今回の写真を除いて全部D700で撮ったものです(レンズはすべて「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」)。
 RAWで撮ってますので、現像用ソフトも買い替えざるを得なくなり……純正ソフト「Capture NX 2 Upgrade版」<メーカーページ>も買いました(D700にA09にNX2と、高くついちゃったなぁ)。やっぱり動作は重いんですけどね……改良されただけあって、「Capture NX」よりは若干軽くて使いやすいかなと思います。
CaptureNX2
 実際にD700で撮ってみて一番驚いたのは、色の出方ですね。「マクロス ゼロ Blu-ray Disc BOX」の箱の空の青……この色を全自動で鮮やかに出してしまったのには正直ビビりました。本当はちょっと鮮やかすぎなんですけど(「スタンダード」設定。この後「ニュートラル」に変更)、にしてもD200じゃまず出ない色だったので、本当に驚きました。あとは全くもってノイズレスなところですか。脅威の高感度特性はまだちゃんとテストしてないので何とも言えませんけど、被写体の明るい部分だろうが暗い部分だろうがとにかく画面全域でノイズが感じられません。あまりのノイズレスっぷりに一部では“ニコンの絵は塗り絵”とか評されてますけど、ディテール消失も特に感じられないし……ノイズ嫌いの私は大満足ですよ。
 ただ、フルサイズ機だからといってDX(APS-C)機と画質に絶対的差があるかと言われると、ないように思います。他とは別次元の超高感度域は別にして、普通の感度域でも色の深み/階調の豊かさ/ディテール表現/ノイズの無さなどでD700には一日の長がありますが……普通の人でも「他の一眼レフ機とは違う」と認識できるかは疑問だし、現像次第で違いがわからんようにもできちゃうし、当然ながら画像をブログサイズ等に縮小してしまったらまずわかんないですしね。となると、センサーの大きさを活かすには、D3/D700みたいに超高感度撮影か、D3Xやα900みたいな超解像度に特化するしかないのかも。ただ、先にも書いた画角の違いと被写界深度の違い(浅くなります)があるので、フルサイズだと表現の幅が広がる点はやはり良いですな。
 あと、D700導入の副産物としてライブビュー撮影ができるようになったことで、液晶画面で構図もフォーカス位置も決められるようになったのは私にとって極めて大きかったです。目の調子が悪かった時期はとてもファインダーを見てどうこうできる状態じゃなかったので……ライブビューがなかったら去年の後半はたぶん写真をアップできなかったですね。ホント、ライブビュー様々です。ライブビュー撮影に強いフォーサーズ機とかが欲しくなったりもしましたよ、マジでw
 
 D700……コンパクト機にさえ負ける1200万画素であることと重さとデカさに納得できるのであれば、本当にいいカメラです。オプションの縦位置グリップをつければ高速連写機にもなりますし、低画素数であるが故に得た超高感度性能と一通り揃った電子装備で、どんな状況にも対応できます。私は、D700はあらゆる現行デジタル一眼レフの中で最も万能なカメラではないかと考えます。
 ああ、その“万能機”の性能を大自然の中とかで存分に発揮させてあげたいなぁ……しかし、まずは、持ち主の身体の具合を最優先で何とかしないといけませんな。

次期主力カメラ ~その2

D700_2
D700に装着してあるレンズは、ニコン純正……ではなく、タムロンの「SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(Model A09N)」<メーカーページ>です。現行の駆動モーター付き(A09NⅡ)ではなく、モーターなしのタイプを新品で確保しました(D700のモーターは強力なので、モーターありのA09だと逆にAFが遅くなるらしいんです)。うちにはフルサイズ対応の標準ズームがないし、かといって純正の「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」は高くて買えないしで、安くて評判のいい通称“A09”をついでに買っておいたというわけです。昨年はいろいろあったのでこのレンズではまだ試し撮りぐらいしかできていないのですが……ちゃんと写ってくれますな(当たり前かw)。まぁ、いつかは純正24-70mmを買いたいんですけどね……いつになるやら。
 
 私が「次期主力カメラ」を、D300などのDX(APS-C)機でなく、予算オーバーでもレンズ資産がなくてもフルサイズのD700にした理由は2つあります。
 1つは、搭載されているフルサイズ1210万画素センサーがどうしても欲しかったということです。その性能はD3で証明済みですから性能的には私には十分すぎるものですし、今後出てくるであろう新型フルサイズセンサーは高画素化していく一方だろうから(実際、そうなってますな)、こんなに画素数の少ない=1画素の面積が大きいセンサーは二度と出ない→今のうちに手に入れておきたい、となったわけです(まぁ、APS-Cサイズ600万画素センサーみたいにあっけなく陳腐化してしまうかもしれませんけどね……そん時はそん時だ)。正直「D3を借金してでも買うべきか?」とまで真剣に考えていましたので、D700発表は私にとってまさに“渡りに船”だったんですよ。
 もう1つは、フルサイズにすればレンズの表示そのままの画角で撮ることができるということです。特に、当スペースの写真撮影で重宝している「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」を60mmの画角で撮ってみたかったんですよ。D200やD70だと90mm相当になってしまいますけど、それだとうちの狭い部屋では使いづらくて……「額面通りの60mmなら、もっと寄れるよなー」と、考えたわけです。実際、D700導入後はカメラと被写体の距離をおかずに済むようになったので随分と撮影がラクになりましたよ。<その3に続く>

次期主力カメラ ~その1

 アメリカでは大統領が替わり政権が「Change」したんですけど、実はですな……うちでも「Change」したんです。変わったのは、カメラです。買ったんですよ、うちの「次期主力カメラ」ってやつを。今年じゃなくて、昨年の夏の終わりなんですけどね(「去年書けなかったこと」その1がこれです)。
 その「次期主力カメラ」ってのは、昨年7月に突然発表されて同月発売となったニコンD700っす。フルサイズセンサーを搭載した“D3ジュニア”ですな<メーカーページ>。
D700_1
 いやぁ、D700の発表を知ったときに直感的に「次のカメラはこれだ!」と思いまして、買ってしまったんです。D3のフルサイズセンサーは憧れでしたからね……それが約半値で売られるとなればニコン党としては買うしかないっすよ、ええ。とはいえ、D200/D300の上位機種ですから、いかに半額でも私にとっては明らかな予算オーバーだったんですけど、まぁ、当時の私は入院やらなんやらで理性が吹き飛んでまして(いつもはあるのか?という疑念もないわけではないのですがw)……「気がついたら手に入れてた」ってところです。デジカメの“初期ロット”は回避する主義なんですけど、それさえ無視して買ってしまったあたりにも暴走っぷりが現れてますな(幸い、D700には“初期ロット”特有の不具合とかはなかったんですけど)。
 で、そのD700はといいますと……とりあえず、重いです。ボディだけで1kg以上あります(バッテリー抜きで995gですから)。持つとD200以上にズシっときますね(D200は830g)。あと、デカい。D300と同じようなボディなんでD200ともさして変わらないはずなんですが、やはりフルサイズ対応のファインダーを収めた“軍艦部”の巨大さが目につきます。巷では「不格好」とか揶揄されてるようですが、私は力強そうな感じがしてこういうデザインも好きですけどね。グリップが浅くて感触が良くない点を除けば、堅牢で素晴らしい仕上がりのボディだと思います。
D700_3
裏面はこんな感じで、やはりボタンやらレバーやらでいっぱいです。ファインダーは「視野率たったの95%」とかツッコミどころ満載ですが……D200の視野率も95%でしたから、私はそれほど気にしていません。そりゃ視野率は高い方がいいに決まってますけど、コストとの兼ね合いですから仕方ないのでしょう。それでもフルサイズ仕様ですから像がD200と比べても実に広々としてて(D70と比べたら、もう天と地の差ですよ)、最初にこのファインダー覗いたときは感動したんですけどね……α900とかD3とかと比べちゃうと「それなり」なんでしょうな。
D700_4
でも、高級感のある丸窓だったり、写真のようにアイピースシャッターを閉じることができたりできるところは地味ながらポイント高いですね。
 また、51点AFとかシャッターフィーリングとか綺麗な3型液晶とか、カメラとしての使い勝手は実に良く、ニコンらしいしっかりとした仕上がり具合ですな。あと、アクティブD-ライティングにヴィネットコントロールに倍率色収差軽減に電子水準器にと電子装備も万全。このあたりは、ライバル機(キヤノンEOS 5D MarkⅡとソニーα900)よりも優れているかと思えます。ライブビューもD3/D300から改良されただけあって使いやすいです(電池を喰いまくりますけどね)。
 D700を手に持つ度に、「完成度が高い」と評判のD300をスルーして待ってた甲斐があったって思えます。あれこれネット上では言われてるみたいですけど、本当に良いカメラだと思いますよ。このD700ってカメラは。<その2へ続く>

Change

 今日の未明に、バラク・オバマ氏がアメリカの第44代大統領に就任しました。アメリカ史上初の黒人大統領です。
 いやはや、まさかあのアメリカで“黒人大統領”が現実のものとなるとは、数年前までは考えられなかったことです。しかも、ワシントンには200万人もの観衆が押し寄せて新大統領を祝福し、全米が“黒人大統領”歓迎ムードになるなんて……信じられません。「時代が変わった」としか言いようがない、まさに「Change」ですな。
 ただ、新大統領は昨年来の金融危機克服に立ち向かわねばならず(実際、歓迎ムードに反してNYの株価は下がりました。厳しいですよ、現実は)、またイラク・アフガニスタンでの戦争、パレスチナ問題、イラン・北朝鮮への対応などの外交課題に、環境問題やら財政赤字その他多数あるであろう内政課題と、待ったなしの政治課題ばかりがつきつけられており、その対応への国民の期待は最高潮。失敗も許されません。ホント、大変です。
 個人の力だけではもはやどうにもならないだろうし、米民主党政権チームの力を結集したところで世の中そんなに変えられるものではないと私などは思ってしまいますけど……「Yes We Can」と言って大統領になった人ですからね。何とかしてしまうかもしれませんな。頑張ってください。

50000超え

 当スペースの「ページビュー合計」が、50000を超えました。
 とはいえ49000を超えたのはほんの数日前で、ここ数日のページビューも500あるかないかだったよーな気もするのですが……「ページビュー合計」の数だけがミョーに増えてるような?カウンタの調子がヘンなのかな??まぁ、いいか。50000は50000だw
 当スペースの傾向としては、以前と同じで、いつも見てくれる読者さんが多数いるのではなくて検索でヒットした特定ページのみを閲覧される“一見さん”パターンが多いように思います。けど、それにしても50000回ですか……いやぁ、50000ともなるとちょっと感慨深いものがありますね。ちょっとでも記事を見た方のお役に立てていたら幸いです。
 
 まだ本調子ではないのですけど、今後もさして意味のないことを書き連ねながらボチボチと更新していこうと思っていますので、当スペースをよろしくお願いします。

「かぜよみ」

 そろそろ、更新を再開しましょうかね。
 今年の実質初めとなるネタは、こちら。坂本真綾嬢の3年3ヶ月ぶりとなる新作フルアルバム、「かぜよみ」
かぜよみ
予約買いっす(今年になってから予約したんすけどねw)。DVDが付いてる初回限定版にしてみました。前作「夕凪LOOP」から3年3ヶ月も経ってるんですな。ミニアルバム「30minutes night flight」からでも2年近く経っているとは……早いものです。
 で、内容ですが……うーむ、今回は個人的には「いまいち」ですかねぇ。のっけから「マクロスF」の名OP「トライアングラー」で、「風待ちジェット」「Remedy」「雨が降る」とこのあたりまではとてもイイ感じです。また、「マクロスF」でランカが唄った「蒼のエーテル」の真綾嬢バージョンも、ランカ版とは違いしっとりとした感じに仕上がっててこれもイイ感じだとは思うのですが……後半が、どーもしっくりこないんですよねぇ。「さいごの果実」も前にどっかで聴いたような気がしてあんまり好きになれないしなぁ。後半に1曲でも「おおっ」と思うような曲があってくれれば印象が違ったかもしれませんが、どうしても“尻すぼみ”に思えてしまいます。あと、オマケのDVDは、あくまでオマケですな。通常版でもよ(以下自粛)。まぁ、前作「夕凪LOOP」も最初は「うーん、これは」と思ってたけど今では「これはこれで良い」と評価してますし、「かぜよみ」も慣れれば再評価したりするかもしれません。
 真綾嬢にはもっともっと心に響く歌を歌ってもらいたいっす。ただ、できることなら私的最高傑作「イージーリスニング」を超えるスーパーなアルバムを出してもらえたらなー、とは思うんですけどね。

来週末ぐらいかな

 もう10日なんですねぇ……目の状態があまり芳しくないもので、なかなか記事をアップできませんです。
 ネタは結構あったりします。去年書けなかったことがいくつかあったりしますし、今年に入ってからもあれこれあったりするのですが……カメラを十分に扱えなかったり、PCも存分に扱えなかったりするので、ちゃんとした記事にできないんすよね。うーむ。
 
 というわけで、更新はもうしばらくお休みさせていただきます。今のところ、来週末ぐらいからボチボチ書けるようになればいいな、と思ってます。

2009 新春

 あけましておめでとうございます。
 えー、当スペースでは3度目の正月にして初の元旦記事でございます。本年2009年はどんな1年になるかわかりませんが、記事を書きうる限り更新していきたいと思います。
 
 わたくしBleumerにとっての元日は、サッカー天皇杯のテレビ観戦ってのが定番です。今年の決勝はガンバ大阪と柏レイソルの組み合わせで、延長の末、ガンバ大阪が1-0で勝利しました。けど、なーんかイマイチ積極性に欠ける守り合いで、面白くない感じの試合でしたねぇ(まぁ、ガンバの選手は強行スケジュールで疲れ切っていたでしょうから、仕方ない面もありますけど)。日本サッカー界にとって、今年はワールドカップアジア最終予選の年です。日本代表には積極的プレーで勝つサッカーをしてもらいたいと思います。
 あとは夜9時からの「相棒」スペシャルですな。“相棒”がいなくなってしまった「相棒」が、どう展開していくのか……すごく楽しみですよ。
 
 とりあえず、今日はこのへんで。
 今年もよろしくお願いします。