新・愛ゆえに

 ちょうど一週間前にNHK BS2で放送された「日曜シアター 山川静夫の新・華麗なる招待席」なる番組をビデオに録っておき、先日見ました。この番組を見るのは初めてだったんですが、お芝居を放映する番組なのかな?で、その演目がなんと「サクラ大戦歌謡ショウ“新・愛ゆえに”」。去年の夏に上演された、「サクラ大戦歌謡ショウ」の最終公演ですな。
 一応説明しておくと、セガサターンで始まったゲーム「サクラ大戦」シリーズは「舞台」というのもテーマです。なにせ、花組の表の顔は“帝国歌劇団”ですからね(巴里も紐育も同様)。で、「1」での劇中劇が“愛ゆえに”だったのですが(「オンドレ様~っ!」ってヤツですなw)、これを声優さんたちが直接自分の役のコスプレした上で現実の舞台で再現したのが、「サクラ大戦歌謡ショウ」一番最初のネタ。今回の“新・愛ゆえに”でも、第三部の劇中劇として再演されます。
 いやはや、見る前までは「天下のNHKの電波にのっけて放送していいのか」「よほどNHKもネタがないんだな」とも思ったわけですが(物凄く失礼)…実に充実したお芝居でした。ちゃんとした、立派な劇になってました。さすがに10年もやってると様になるんですな。面白かったですし。ゲーム画面でのキャラクターとは 似ても似つかぬ ちょっと違うイメージの声優さんたちの姿が、本当にそのキャラに見えてくるから不思議です(カンナ役の田中真弓さんだけは、田中真弓の地でいっちゃってる気がしましたがw)。声優さんたちの偉大さを実感した3時間でした。こんな立派な舞台だったなら、一度くらい客席から見ておけば良かったかなぁ(東京まで見にいくことはムリだけど、過去には大阪公演もあったし)。
 唯一残念だったのは、織姫・岡本麻弥さんが出てなかったことですな。「織姫はイタリアでいい舞台の話があってそっちに行っちゃった」「人生いろいろだから仕方ない」って何だよw。なんか出られない大人の事情があったんですかね。
 
 「サクラ大戦歌謡ショウ」も終わり、これから「サクラ大戦」はどうなっていくんですかねぇ。「サクラ大戦物語 帝都編」ってのがセガのPS2の発売予定表にあることはあるんですが…「ミステリアス巴里」の二の舞になりそうで恐いですしねぇ(あれは酷かった)。舞台をPS3に移すことはあるのか、このまま消えていく運命なのか。どうせなら、360に来てくれるといいのになぁ。個人的に「サクラ大戦」はマイナーハードでこそ輝く花(ゲーム)だと思っているのですけどねw

2 Responses to 新・愛ゆえに

  1. げるぐぐ says:

    ガンダム無双が結構売れましたからね、PS3で出すメリットも出てきたんではないですかね。しかし、アイドルマスターがPS3で出ていたら、あの異様な盛り上がり方をしていたかは疑問ですがw

  2. Bleumer says:

    今のセガに、“超大作サクラ大戦”を作る能力も体力もあるとは思えないので、出さない方がいいのかもしれません(「Ⅴ」みたいなことになるだけだろうし)。
    ただ、本気で出すつもりなら、「アイドルマスター」同様やりたい放題できる360で開発した方がいいんじゃないかなぁと思います。そのへんの開発自由度がマイナーハードの強みだし、ユーザーも熱烈に支持してくれますしね(目の肥えた連中を納得させるだけの魅力があれば、ですけどねw)。

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